大正~昭和初期のモダンガール美人画「高橋春佳」の戦前モガ・ファッション絵葉書

大正から昭和初期のロマンチック作家「高橋春佳」他の戦前美人画絵葉書を発見。

今年は大正元年から百年・・・現代に蘇ったモダンガール(モガ)
http://blogs.yahoo.co.jp/poppy1386/62718210.html

先日、大正時代について投稿しましたが、この時代の品物がたしか、あった筈とゴソゴソ捜すと「高橋春佳」の絵葉書が出てきました。
逆読みで「郵便はがき」ではなく「きかは便郵」と描かれています。
高橋春佳作・幸の花束と書かれたカバーの中に23枚の葉書が入っています。
同時代の作家の中でも一際、そのデザイン力に感心します。
モガ・ファションの数々がとっても繊細に描かれていて時代を感じさせます。

モガ葉書-1
( モガ葉書-1 )

大正~昭和初期と思われ絵を見たかぎりでは、アール・デコ風のデザイン。
アール・デコとは、アール・ヌーヴォーの流れを受けて開花した美術様式の一つで、1910年代から30年代に現れた装飾の総称。1960年代には悪趣味な装飾と思われていたが、1960年代末から1970年代にかけてモダンデザインへの批判にともなって再評価された。
文字通り装飾美術としての性格が主であり、直線的・幾何的な装飾を特徴とする。

様々な国の様式を取り込み、また様々な国の様式に取り込まれて世界的に波及した。「25年様式」とも呼ぶ。1925年にパリで開催された博覧会「L’exposition internationale des arts decoratifs et industriels modernes」の通称「アール・デコ展」からアール・デコの名称がとられているため。

竹久夢二、中原淳一、松本かつぢなどの大正浪漫漂う美人画の流れを感じます。

モガ葉書-2
( モガ葉書-2 )
モガ葉書-3
( モガ葉書-3 )
モガ葉書-4
( モガ葉書-4 )

未使用で経年のわりにはおおむね良好です。
葉書サイズは高さ14.2センチ×幅9センチ。
3枚目写真の上段・右端はカバーケース。
右から1枚目と2枚目(銀色の背景)は作者不明。
下段右から1~5枚目(正賀)はSUIの記載あり。
それ以外の16枚は全て高橋春佳(作者のマークが記載されています)
価格応談にて販売可(まとめてお求め頂きますとカバーをオマケにお付けします)

HRという九州福岡にある専用劇場で公演を行うアイドルグループのメンバーに全く同姓同名の「高橋春佳」ちゃんが居ますがもちろん別人です。

以前に紹介した「飛行機双六」も大正時代の品でした。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
戊辰戦争で敵味方に分かれて戦った萩と会津若松の遺恨
http://blogs.yahoo.co.jp/poppy1386/61689894.html

写真をクリックすると大きく見れます。

過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

********************************************

大正・昭和のブックデザイン

大正・昭和のブックデザイン
( 大正・昭和のブックデザイン )

1920~40年代、大正ロマンやモボ・モガに代表される時代、ファッションやアートなど多くの分野で海外の新しい潮流に強く影響を受け、日本的にブレンドされた独特の文化が生まれました。
雑誌や書籍のデザインも例外ではありません。
本書では、恩地孝四郎や杉浦非水、河野鷹思、竹久夢二、村山知義など当時を代表するクリエイターのバラエティーに富んだ作品を中心にデザイン的に優れたものを集大成しました。
ブックデザインに携わる人必見の1冊です。

日本の出版界にとって一大変革期であった、大正から昭和戦前。
この時代に発刊された書籍や雑誌の装丁、挿画、あわせて約650冊を紹介。
1冊1冊が日本古来の美意識と海外から来た新潮流が融合した時代の躍動感を伝える。

「大正・昭和のブックデザイン」は下記の関連サイトから購入できます。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/poppy1386/62723041.html

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.

Comments are closed.