50年に渡って多くの人々に支持され、日本の二輪車文化の中で大きな役割を果たしてきたHONDA MONKEY。
1961年(昭和36年)の第8回日本自動車ショウで発表されたレジャーバイクのZ100が母体であり、当初は本田技研工業が経営していた「多摩テック」内の遊具として製造された。
1964年(昭和39年)にはモデルチェンジ版であるCZ100の日本国外への輸出を開始。好評だったことから日本国内向け公道走行仕様も開発が行われた。
この時点で車名はなかったが、販売にあたってモンキーと命名した。
なお姉妹車のゴリラも含めてサル目・類人猿のサルとゴリラが由来である。
これは運転している人間の様がサルに似ているという一般的な説の他に、遊具としてのZ100を所有していた多摩テックの近隣にある野猿街道(東京都道160号下柚木八王子線)でテスト走行も行ったから名付けられたという説もある。
販売歴はカブに次ぐロングセラーであり、過去のモデルなどで発売された車体色バリエーションも日本のオートバイで最も多く、銀メッキ仕様(1979年ほか)・金メッキ仕様(1984年・1996年)・CB1100Rイメージカラーモデル(2002年)・くまモンバージョン(2014年)など数多くの台数限定特別モデルも販売された。
1967年(昭和42年)3月に日本国内向け最初の市販モデルとしてZ50M型を発売。
国内向け最初のMONKEYであるZ50M型はCZ100の車体を流用し、リジッドフレーム(サスペンションなし)に5インチタイヤを装着。スーパーカブと同様の排気量49㏄空冷4ストローク単気筒エンジンに3速マニュアルトランスミッション・自動遠心クラッチを搭載するが、バルブ機構はカブと共にCZ100のOHVからSOHCに変更した。
乗用車などへの搭載を前提に燃料漏れ防止装置の付いたタンクキャップ・ドレンコック付キャブレター・ハンドル折り畳み機構を採用する。
1969年(昭和44年)7月20日発売でZ50A型へモデルチェンジ。
車体をやや大型化し、ハンドル折り畳み機構を廃止。
8インチタイヤ・フロントテレスコピックサスペンションを装備。
1970年(昭和44年)4月10日発売でハンドル部分を分割可能にしたZ50Z型を追加。
1974年(昭和49年)2月発売でZ50J型にフルモデルチェンジ。
2017年3月24日、東京モーターサイクルショー2017で限定車の「モンキー・50周年アニバーサリー」「モンキー・50周年スペシャル」をもって生産終了予定であることが発表された。
これは2016年7月1日に施行された欧州Euro4とWMTCを参考とした規制値および区分の平成28年排出ガス規制をクリアすることが難しいことが理由とされており、平成24年規制に基く継続生産車である本モデルは同年8月31日をもって生産終了となります。
株主優待で記念にくれないかなぁ~(笑)
モンキーの専門雑誌が出るほど、そのマニアは多く現在でも日本全国様々なところでモンキーに関してのイベントやミーティングが開かれています。
私の持っているモンキーは1971~1973年に製造されたモデルZ50Z-K1で、1978年頃に中古で手に入れて1979~1981年にキャンピングカーで日本一周した際には大活躍してくれました。
その後は、物置で朽ち果てていたのですが、2010年頃に、近所の方に格安でレストアして貰いました。
https://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/15109705.html
本田技研工業公式HP モンキー
http://www.honda.co.jp/Monkey/
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過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。