「アサ~ッ!」「鼻血ブー」「オラオラオラ」「ワリャ しまいにゃ血みるド!」など数々の流行語を生んだ『ヤスジのメッタメタガキ道講座』

もうひとつの「少年マガジン黄金時代」・・・1970年から1971年にかけて、『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載された『ヤスジのメッタメタガキ道講座』を知っていますか?

谷岡 ヤスジ(1942年8月29日~1999年6月14日)は愛媛県宇和島市出身の漫画家で赤塚不二夫と並ぶ日本のギャグ漫画界の巨匠と言われる。
惜しくも1999年6月14日、56歳という若さでお亡くなりになった谷岡ヤスジ先生の代表作『ヤスジのメッタメタガキ道講座』は子供達の過激な日常を描いたギャグ漫画で、人を殴る、蹴る、刃物が飛び交う、子供が平気で親や教師を侮辱する、派手に鼻血を噴出するという、かなり危険で過激な描写が特長だった。

作品の中の「アサ~ッ!」「鼻血ブー」「オラオラオラ」「ワリャ しまいにゃ血みるド!」など数々の流行語を生んだ。

絶大なるブームの中、翌1971年には、日活により実写映画化もされました。
あの過激な漫画を実写映画化してしまおうと企画する事自体、すでにキワモノの匂いがプンプンしているわけだが、ムジ鳥の絶叫や包丁脳天刺し、ハフハフ乳吸い、鼻血ブーなどの漫画の世界を臆面無く見事にそのまんま実写映像化。
かなり悪趣味ではあるが、強烈な印象を残す異様な迫力に満ちあふれた作品となった。

「全国的にアサーーーッ!!」オラ山家の長男ガキ夫は、両親のダメ次(三波伸介)とメタ子 (藤江リカ)すら手に余るほどの悪ガキ。
パイパイ大好きな弟キン太(アタック一郎)と一緒に、今日も騒ぎを起こす。
ある日同じクラスのアサ子に己のチ○コの小ささを馬鹿にされ、一度は死のうと決意するも「クソー!男をナメんなよ!!」
強引にアサ子と夜の公園へ出かけ、そこかしこで繰り広げられる愛の交錯に鼻血がブーーーッ!

だが今度は子供は帰れと警官から注意されてしまった。
「オラオラオラーッ!ガキをナメると血を見るド!!」ガキ夫の爆発は止まらない!
「何だ何だ?」「どうしたどうした?」「昼に近いアサーーーッ!!」とハチャメチャなストーリー。

誇張した馬鹿っぽい台詞回し、原色を多く使ったセットなどもキワモノ度が高い。
とにかくそのくだらなさと危なさは超一級モノ。
谷岡ヤスジの漫画にアレルギーのない方、かなりいっちゃてる映画を見たい方には超お薦めの怪作である。
宍戸錠、笑福亭仁鶴、悠木千帆(樹木希林)、宮尾すすむ、カルーセル麻紀、南利明、前田武彦、郷英治といった70年代の壮々たるメンバーが出演している。

そんな私のかなりのお気に入りは、1970年頃に販売されていた主人公のオラ山ガキ夫のソフビ人形です。
1970年代の「週刊少年マガジン」を代表する大ヒットギャグマンガ 「メッタメタガキ道講座」の主人公。
ワルくて、たくましくて、スケベなガキ。
「鼻血ブー」「オラオラオラオラオラ」「じゃかーしゃい」「オドリャー」など、数々の流行語を生み出した。
本来は、鼻の部分に赤い風船が仕込まれていてお腹を「ムギュ」と押すと空気が圧縮されて鼻の赤い風船が膨らみ「鼻血ブー」となる訳です(笑)
40年程も、昔の品ですので、入手した時には風船のゴムが経年劣化して溶けていました。
フイゴ部分は残っていますので新しい風船で代用出来そうです。
私の世代は懐かしくて涙がチョチョ切れてしまいます・・・
本体高さ15センチ。右手と頭部は可動します。頭部は硬質ソフビ、胴体は軟質ソフビ製。
メーカーは? ヘッダーに記載があったと思うのですが何処へ片付けたのか・・・
かなりの珍品で『え~こんなのあったの!?』と初めて目にする方も多いのではないでしょうか・・・

たんたん温泉福寿の湯(豊岡市但東町坂野)で、「鼻血ブー」「アサー!」など数々の流行語を生み出したギャグ漫画家の故谷岡ヤスジさんの妻の谷岡まち子さん(但東町坂野)から 2008年11月に寄贈された原画ポスターを観る事が出来ます。
作品は、のどかな農村風景の中に「タロ」「ターゴ」などのキャラクターが描かれ、「ヨーきたの~ワレー!!」と来館者を歓迎しています。
谷岡まち子さんは「私は住まいが近くなのでたびたび電動自転車で温泉に入りに来ます。
日替わりで浴室が換わることや新鮮な野菜などもあり、本当に良い所です。
私も温泉を応援したく、夫の作品ポスターを寄贈しました。
たくさんの入浴客の皆さんに楽しんでもらえればうれしいです」と話すと、寄贈を受けた豊岡市長は「谷岡先生ののどかなソン(村)シリーズの牧歌的な雰囲気のこの絵はたんたん温泉にふさわしい絵で、大変ありがたく感謝します」とお礼の言葉を述べられました。
お近くの方は、是非一度ご覧になっては如何?

谷岡 ヤスジ公式サイト『全国的に、アサー!!!』

http://taniokayasuji.jp/index.html

過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座(DVD)

監督 :江崎実生 
出演 :三波伸介 宍戸錠 木樹希林 カルーセル麻紀 

天才漫画家・谷岡ヤスジ原作による伝説のハードコア・メタ・アヴァンギャルド・スカム・ローバジェット大作がメディアレイピスト・宇川直宏プロデュースで奇跡のDVD化!!

★タモリ、奥田民生、テリー伊藤、江口寿史…あらゆるジャンルのアーティスト達からリスペクトを集める孤高の天才漫画家・谷岡ヤスジ原作作品!

▼1997 年に他界して尚、リスペクトを集める巨匠・谷岡ヤスジ。
最近では本映画の原作本の復刻、川崎市民ミュージアムで大規模な”谷岡ヤスジ展”なども開催され、リバイバルの気運が高まっている。
2005年9月に三鷹市美術館でも展覧会が開かれ好評に終わった。

★ 宍戸錠、樹木希林、カルーセル麻紀、三波信介、笑福亭二鶴他1970年当時のオールスターキャスト!子供には見せられない?超ド級の問題作!

▼70年代に少年マガジンで連載され一世を風靡した谷岡ヤスジ作『ヤスジのメッタメタガキ道講座』を実写で映画化した超ド級の問題作。
ナンセンスギャグを現在では考えられない目を疑うようなアヴァンギャルドな映像で実現!
ムジ鳥役を宍戸錠が怪演、谷岡ヤスジ自身もTVの中で主題歌を熱唱する姿で登場している。
近年観ることすら困難だった伝説の1作がここに奇跡のDVD化!
「鼻血ブー」などの流行語を生み出した天才ギャグ漫画家・谷岡ヤスジ原作の傑作ナンセンスコメディ。

勉強漬けの生活に嫌気が差したオラ山家の長男・ガキ夫が大人たちを相手にクーデターを起こし、常識・道徳クソくらえとばかりに破天荒ぶりを発揮する。
収録時間: 84分

<封入特典>
主題歌『ヤスジのオラオラ節』CDシングル/鼻血デザイン入りコミック(約100P) /他

「メッタメタガキ道講座DVD」は下記の関連サイトから購入できます。
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