《The Covered Wagon》幌馬車は占領下の日本製・・・MADE IN OCCUPIED JAPAN

1947年(終戦直後)~1952年の間に作られたオキュパイドジャパン 《The Covered Wagon》です。

馬と人形はセルロイド、馬車はブリキ製。
「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の刻印が入っています。

MADE IN OCCUPIED JAPANとは・・・・
第二次世界大戦後、GHQ統治下の日本では、輸出向け製品には”Made in OccupiedJapan” (占領下日本製、の意)と表示することが義務付けられた。
この表示が使われたのは、輸出貿易が再開された1947年ごろから主権回復を果たす1952年までの約5年間である。
コレクターの間では「Occupied Japanもの」「MIOJもの」などと呼ばれ、特別な価値を持って取引されている。
北米では特に人気が高い。
陶器や玩具がよく知られているが、カメラや双眼鏡のような光学機器、計算尺のような製品もある。
同様に旧枢軸国側のドイツでは西側占領下(1945-1955年)において”Madein U.S.Zone Germany”(合衆国統治地域のドイツ製)などと表示された。
終戦後の日本の復興は「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の輸出品により外貨を稼いだからと言っても過言ではありません。

ほとんど使用されずに保管されていたのか、錆や傷、退色、汚れは殆ど無く、セルロイドの凹み、割れもない完動品、美品になります。
幌馬車の幌布は薄く経年により破れやすいのですが本品は後部上部に極僅かの汚れあるものの、60年以上経た現在でも非常に綺麗です。
ゼンマイ駆動で4本の馬の脚が動き幌馬車を引くギミックになります。
但し、馬をワゴンから切り離して浮かせるとゼンマイ稼働も元気良く動き全く問題ありませんが、幌馬車を引っ張らせると、その重さのせいか動きが滞りがちになります(それでも決して幌馬車を引いて歩かない訳ではなく、構造上の問題で製造時からだと思われます)   
馬の底部に終戦後の輸出用のオモチャなので占領下の日本製を現す「OCCUPIED JAPAN」の刻印があります。
オキュパイド物としては比較的大型の全長24センチ。
価格応談。

過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

***********************************************

西部劇の神様 ジョン・フォード 黄色いリボン/幌馬車(DVD)

ジョン・フォード監督による西部劇珠玉の2作品をひとつにしたツインパック。
1949年アカデミー賞でカラー撮影賞を受賞した「黄色いリボン」と、風俗的な事物を自然に描き出した「幌馬車」を収録。

「黄色いリボン/幌馬車DVD」は下記の関連サイトから購入できます。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/poppy1386/62341418.html

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.

Comments are closed.