カウボーイと暴れ馬にはセルロイド製のバージョン違いが存在

先日、ご紹介したテキサスカウボーイのブリキのオモチャには馬の部分もセルロイド製のバージョン違いが存在します。

「イ~ヤッホ~!」テキサスカウボーイのブリキのオモチャ

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/13068494.html

カウボーイ部分は同じ金型から作られていますが、色が違うと随分、違った印象を受けます。

この二点は基本的に同じ品なのですが、二点をよ~く見比べますと箱付の方は1940年代頃に作られたオキュパイド・ジャパン物です。

箱及び、馬の下腹部には「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の表示があり、カウボーイの背中には「MADE IN JAPAN」の刻印あり。

もう一方の品はカウボーイの背中に「JAPAN」の表記のみで、馬の下腹部には何の表示もありません。

この事から1930年代(戦前)かオキュパイド時代以降1952年~セルロイドが輸出禁止になった1955年までの間に作られた品だと推測します。
どちらも、凹み割れなどなく時代を考えますと保存状態は良好です。
価格応談にて販売可。

MADE IN OCCUPIED JAPANとは・・・・
第二次世界大戦後、GHQ統治下の日本では、輸出向け製品には”Made in OccupiedJapan” (占領下の日本製の意味)と表示することが義務付けられた。
この表示が使われたのは、戦後輸出貿易が再開された1947年ごろから主権回復を果たす1952年までの約5年間である。
コレクターの間では「Occupied Japanもの」「MIOJもの」などと呼ばれ、特別な価値を持って取引されている。
北米では特に人気が高い。
陶器や玩具がよく知られているが、カメラや双眼鏡のような光学機器、計算尺のような物まで全ての輸出品に表示が義務づけされた。
同様に旧枢軸国側のドイツでは西側占領下(1945-1955年)において”Madein U.S.Zone Germany”(合衆国統治地域のドイツ製)などと表示された。
1955年、セルロイド製品の火災事故が多発していた事を受けアメリカで可燃物質規制法が成立。
これにより日本製のセルロイド玩具などは全てアメリカへ輸出できなくなった。
またこの出来事を期に世界的にセルロイドの製造や消費が落ち込む事となった。

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/13074582.html

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