戊辰戦争で敵味方に分かれて戦った萩と会津若松の遺恨

先日は、長州藩の本拠地である山口県萩市について書きましたが、戊辰戦争で敵味方に分かれて戦った山口県萩市(旧長州藩)と、福島県会津若松市(旧会津藩)の遺恨は有名です。
萩市が友好都市条約を結ぼうと持ちかけたら会津若松市が断ったとか、萩市と友好都市条約を結ぶことを公約にかかげた現職候補が落選したとか、萩市の市長が会津若松市の市長に握手を求めたら拒否されたとか、いろんな話を聞きます。

NHK大河ドラマ「竜馬伝」もいよいよ佳境に入りました
http://blogs.yahoo.co.jp/poppy1386/61687499.html

かつて敵味方に分かれて戦った両市ですが萩市同様、共に歴史が息づく風格のある歴史豊かな街並みです。
日本一周をした1980年10月に会津若松を訪れました。
たまたま、何の情報もなく訪れたのですが当日は白虎隊の装束による祭りがありました。

旧商店街の中程にあった如何にも江戸期~明治期の作りの歴史を感じさせる玩具店に足を踏み入れると此処だけ非日常にタイムスリップ!!
古~い木製のいかにもと言った雰囲気の陳列台に無造作に置かれた双六を発見!!


写真をクリックすると大きく見れます。

写真は、この玩具店で入手したすごろく「六双機行飛」です。
戦前の逆読みを現代読みにすると「飛行機双六」です。
よく、この時まで売れずに残っていたものだと驚きました。
同時に同じメーカー製の双六「少女十二ケ月すごろく」も買ったのですが、こちらは手放してしまいました。
明治~昭和初期のものでしょうか?
二種類の絵柄を合わせて5~6枚程残っていました。
たしか売り値は一枚10円だったと記憶しています・・・店に飾っています。

左下にの製造メーカーの住所を見ると「東京都」ではなく「東京市」と書かれています。
●東京市(とうきょうし)は、旧東京府東部に1889年(明治22年)から1943年(昭和18年)までの間に存在していた市である。
市域は現在の東京都区部(東京23区)に相当する。

従って1889年(明治22年)~1943年(昭和18年)までの間に作られた双六と推測できます。
こんな古い品が残っていた事に驚きますが、それ以上に、この玩具店が江戸期~明治期の作りのまま残っている事に感動しました。
時間が止まったままの様でした・・・現在は流石に残っていないでしょうが・・・

奇しくも戊辰戦争で敵味方で戦った山口県萩市(旧長州藩)と、福島県会津若松市(旧会津藩)でそれぞれ発掘した「絵本」と「双六」のお宝対決は、どちらに軍配が・・・・?

過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい

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