外国人の目を通して改めて日本の良さを実感できるテレビ番組「所さんのニッポンの出番!」
http://www.tbs.co.jp/nippon-deban/backnumber/20150120.html
2015年1月20日(火)19時~この日のテーマは『外国人が不思議に思う日本人のダイエット』でした。
~ナゼ日本人は痩せているのに、痩せたがるのか?~
昨年衝撃的なニュースが発表された。
「痩せ型の日本女性が調査開始後、過去最高の割合」
そう、世界的にみても日本人は痩せている・・・にもかかわらず、日本人女性はダイエットに執着し、痩せたがっているのはナゼなのか?
そこには、勤勉な日本人だからこそ陥ってしまった真実があった。
町行く女性達に今年の目標を聞いてみると「ダイエットする」「痩せたい」というものが圧倒的に多かった。
でも、厚生労働省の調査によると、痩せている女性は戦後最大になっている。
また、世界40ヶ国を対象にした肥満率ではアメリカがダントツの第1位なのに対し、日本は下から4番目で100人中4人しか肥満の人はいなかった。
つまり日本女性は痩せているにもかかわらずダイエットに関心が強いと言う結果。
日本女性は痩せているのに更に痩せたがるのは何故??
外国人女性は、自分の体型に満足している人が多くそんなに痩せたがらないが日本女性は十分痩せている人でも「痩せたい」と言う。
日本独自の「女子会」を観察してみると・・・・・
半年ぶりに会った女性3人組。
会った途端に「小さくなった?」「痩せた?」と、お互いの体型の話で盛り上がっていた。
この事について作家の片野ゆかさんは・・・
*体型やダイエットの話は女性にとってコミュニケーションツールのひとつ
*努力すること頑張ることによって結果を得る事がスゴク評価される(褒め言葉になる)
*気軽に語り合えるトピックスのようなもの
その言葉を証明するかのように、女子会で「高校の時から細かったけどもっと細くなってる」と言われた女性はかなり嬉しそうだった。
また、町でインタビューした女性たちに「細いですね」「痩せてますね」と言うと「そんな事ないです」といいながらも、とても嬉しそうだった。
日本人にとって「痩せている」と言うことは相手を気持ちよくさせる言葉という証拠。
ところが外国人女性に「痩せてますね」と同じ事を言うと「細いとは思うけど痩せてはいない」と嫌な顔をする人が続出。
それは外国人に「痩せてますね」というのは失礼にあたるから・・・
日本で「痩せている」というのは「美しいプロポーション」のことを意味するが外国では違う意味になる。
日本でいう「スリム」は「痩せている」となるが、外国では「やつれた」「病み上がり」という意味になってしまう。
そもそも外国では面と向かって相手の体型の事をいうこと自体がタブー!
●日本人にとって数字とダイエットの関係とは?
日本女性は「あと5kg痩せたい」「ウエストをあと3㎝細くしたい」という様に、自分の事を数字で把握しているが外国人女性は見た目重視な為、殆ど気にしていないし自分の体重さえ知らない人が多い。
一体どうして日本女性はここまで数字に拘る様になってしまったのか?と言うと2人の女性の登場が大きく関係していた!
日本人女性のダイエットに革命を起こした2人の女性・・・
『伊藤絹子』ミスユニバース世界大会第3位になった日本女性。
身長164㎝ 体重52kg B86・W56・H92という抜群のプロポーションを持った彼女の登場によって日本女性が「スリーサイズ」を強く意識するようになった。
それ以前は着物が主だった日本人にとって「くびれ」は不要なものだった。
着物は帯をしめるため、寸胴体型の方が適していたからだったが、その反面「日本女性の体型は米俵に練馬大根を手足にくっつけたような体型」とバカにもされていた。
ところが西洋化が進み、着る物が洋服に代わってくると肌を露出する機会が増え、体型(スリーサイズ)を気にするようになってきた。
しかも当時大流行した「チューリップライン」の服はウエストが細くないと美しくなかった。
そんな最中に現れたのが「伊藤絹子」で、彼女のシルエットを模った「美人測定器」まで登場したほど。
下着メーカーのワコールによると、伊藤絹子の体型に憧れて1955年にはウエストニッパーの売り上げが急上昇した。
そして、もう一人が『弘田美枝子』
カロリー計算を使ったダイエットを実施し、半年で17kg痩せ大評判に。
「ミコのカロリーブック」がベストセラーになった事で、カロリーというものが日本中に広がった。
日々の食事をカロリー計算する事によって痩せる方法が大人気になった。
カロリー以外にも、身長に対する理想的な体重や、そのために必要な1日の総カロリー量なども記載されていた。
●なぜここまで数字に拘るようになってしまったのか?
それは、当時の日本社会全体が「いい数字をとる」という事に強く拘わっていたから。
「いい数字を上げる=経済が上がる」という事で、日本人はいい数字を上げるために必死になっていた。
その結果、驚異的な高度経済上昇を果たした日本は世界第2位の経済大国へと躍進することに。
ここから日本人の『数字信仰』が始まり、この数字信仰が「痩せ型の女性」というものを生む結果になった。
●DIET(ダイエット)の本当の意味とは?
元々DIETとはギリシャ語で「食べ物」を意味したいたのが、「日常の食生活を正す食事療法」という意味に広がったもの。
ところが日本人に「ダイエットとは?」と聞くと100%が「痩せること」と答え外国人に聞くと「健康的な食事」「食習慣を良いものに変える」と答えた。
エリカ・アンギャルさんは・・・
*日本女性はカロリー制限して痩せればキレイになると思っているがそれは違う。
*外国人から見ると日本女性は一番美しい肌と髪を持っていて服をすごく美しく着られる。
*日本人に足りないのは「自信」
その言葉通り、外国人女性に聞いてみると「日本人はとてもキレイ」「スタイルもいい」「自分は身体が大きすぎる」という言葉が返ってきた。
≪結論≫数字を気にするあまり本当の自分に自信を持てなくなっている・・・と言う放送内容でした。
1953年(昭和28年)に米ロングビーチで開催されたミス・ユニバース・コンテストで、日本代表の伊東絹子さん(19歳)が3位に入賞した。
東京出身の伊東さんは戦後初のファッションモデルの一人で、頭が身長の8分の1という、いわゆる「八頭身」がもてはやされ、戦後8年で日本女性の体形が国際水準に近づいたと話題になった。
1959年(昭和34年)7月24日にはアメリカ・カリフォルニア州のロング・ビーチで開かれた第8回ミス・ユニバース・コンテストで日本代表の児島明子さんが見事、優勝しました。
身長168cm、体重55kg、3サイズはバスト93cm、ウエスト58cm、ヒップ97cm。
欧米人優位のミス・ユニバース・コンテストで、1953年の第2回大会で3位に入賞した、伊東絹子さんの成績を上回るグランプリの獲得に、日本中が沸きました。
なにしろ、日本としてだけでなく、アジアとして初めてのグランプリだったのですから・・・。
児島さんの出身地の熊本では街宣パレードまで行なわれる騒ぎとなりました。
その後人気俳優の宝田明さんと結婚した。
日本女性の【美】に対する考えを根底から変えた、そんな児島明子さんの着せ替え遊びです。
ミス・ユニバースで優勝した1959年(昭和34年)の頃の品と思われます。
いち早く玩具にしてしまう事に驚きます。
まさに「オモチャは時代を映す鏡」です。
写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。
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