高倉健さん逝去して『幸福の黄色いハンカチ』観る・・・夕張市の思い出

2014年11月10日に高倉健さんが逝去。

これを受けて11月28日日本テレビ系列の金曜ロードSHOW!において追悼企画としてデジタルリマスター版の『幸福の黄色いハンカチ』が放送されました。
『幸福の黄色いハンカチ』は、1977年(昭和52年)に公開された映画で、公開当時に劇場で観て、その数年後にテレビで観て、今回観て計3回目になります。

心情に深く訴えかけるストーリーが高い評価を得て、第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクール、第20回ブルーリボン賞や第2回報知映画賞など、国内における同年の映画賞を総なめにしている。

テーマは「お帰りなさい・・・」
貴方にとっての「お帰りなさい」は・・・

高倉健としても、長年続いたヤクザ映画から久々の人情ドラマであり、不器用ながら寡黙な健さんのイメージを確立し、また役者としての再起を図り転換点となった作品である。
個人的には数ある健さん映画の中では、一番好きな日本映画を代表する名作です。

撮影の舞台となった夕張市へは映画公開3年後の1980年の8月、北海道をキャンピングカーで2ヶ月掛けて一周した際に立ち寄りました。

夕張市は、かつては北海道有数の炭鉱の町として10万人以上の人口を抱える都市であったが、閉山後の過大な観光開発により財政破綻し財政再建団体となっている。

たまたま、立ち寄った当日は夏祭りの日だったのですが、人口流出が続き街自体に活気がなく、やけに物悲しい祭りだった事を覚えています。

とても印象深いのは、商店街の外れにあった時計屋さん。
ショーケースの中にズラリと並べられた腕時計はパッケージが西日で、すっかり色褪せてしまい当時でも20年以上売れずに残っている様な状態でした。
パッケージ箱には「18石」「16石」とかの表示があった・・・
まるで時間が止まってしまったかの様な時計屋さん・・・

昔の時計には“石”が使われていました。
機械式時計(クォーツ式でもアナログ方式で機械部分のあるモノを含む)は、機械としての稼働部分がありますが、機械の部分は稼働することで摩耗をします。
この摩耗を防ぐ為に、金属よりも固い物質でもある“石”が使われます。
石は、歯車やテンプ等の軸受け部分、アンクルの爪石など、特に摩耗が激しいと想定されるところに使われます。
逆に言えば、最近の機械的な可動部分の無い、クォーツ式の液晶デジタルの時計等は石は搭載されていません。

その店の店内にはテーブルの上に乗った特大サイズのシチズンCちゃんのマスコット人形がありました。
今でも、あの時何とか交渉して譲って貰うんだったと後悔しています。

シチズンCちゃんは1957年8月に、テレビCMのキャラクターとして登場。

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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