暑かったり、寒かったり…。
まだ若い私たちでも体調を崩しがちな毎日。
おかげさまで、私はとても元気なのですが、
お客様の中には沢山体調を崩されてる方がおられます。
「朝晩の気温差が激しいので、一枚脱いだり着たりして調整してくださいね」とか、
「家にいても熱中症になるんですよ!家でも、しっかり水分摂ってくださいね」とか、
「こんな暑い時には、なるべく畑は出ない方がよいのではないですか?
倒れたら大変ですよ!」とか、うるさいくらいに声掛けをしています。
先日、いつものように買い物に来られたお客様。
どうも、いつもと様子が違うようです。
でも、いつも決まったものを必ず買われるし、
それは間違いなく買われました。
でも、でも、なにかがおかしい…。
なんて説明していいのかわからないけど、すごく気になりました。
全部お買い物された後、
「〇〇さん、大丈夫ですか?
なんか、今日はちょっと調子悪くないですか?
暑いので、しっかり水分摂ってくださいね。
いっぺんに摂らなくても、少しずつこまめに水分補給してくださいね」
周りのお客様が笑われるほど、しつこく言いました。
言うと、最後にいつもの笑顔でにっこりされました。
『私の思い違いかな?笑顔だったな…』
地域包括支援センターにお伝えしようか迷いました。
でも、なんでもないかもしれない。
騒ぎ立てたら、包括さんにもご本人さんにもご迷惑かな…。
迷いました。
夕方にはいつも息子さんが来られるのも知っていましたし、
なにより最後の笑顔で少し安心してしました。
次のお買い物で、そのポイントに行くと
別のお客様が教えてくださいました。
「〇〇さん、脳梗塞だったって。」
背筋が凍るようでした。
ドキドキして、硬直してしまいました。
「でも、入院せんと戻ってきなったし、意識もしっかりあるし
大丈夫みたいやで」
それでも、私が報告しなかったことが悔やまれて悔やまれて仕方ありませんでした。
そのお家には遠方からご家族が来られているようでしたので、
すぐにご挨拶に行き、心からお詫びしました。
「いえいえ、いつもお世話になって、
そうして気にしてくださる方がおられるだけでとても心強いんですよ。」
と、言って頂きました。
「また、良くなったら買い物に行かせてもらいますね」と。
包括支援センターにも電話し、今後、もし取り越し苦労であっても
気になる事があったら連絡させてもらっていいですか?と、
改めて確認させてもらいました。
幸い、大事には至らず、軽い症状で済んで本当に良かったですが、
ずっとずっと後悔は残りそうです。
「見守る」
簡単なことではありません。
これからも、些細なことも見逃さず、お客様の安心安全を
見守れるよう気を引き締めなおしていきたいと思います。
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