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去年の4月から、津母というところの旅館に

住み込みで勉強に来ていた

留学生のデシ&アユちゃんが、

任期を終え、母国インドネシアに帰っていきました。

本当は、4月頭までの予定だったのですが、

コロナの影響で、早く戻らなければならなくなったそうです。

4月入ってからのお別れのつもりだったので、

2人から、

「ミホサン、キョウデオワカレシナケレバナラナクナリマシタ。

ライシュウノ27にココヲデマス。スイヨウビハ、4ジカラノシゴトナノデ、

アエナイカモシレナイデス。ダカラ、フタリデアイサツニキマシタ。」

えっ?!

「そ、そんな…。全然、心積もりできてへん!

えっ?!えっ?!」

なかなか、心の整理がつきません。

2人は、本当にかわいい子たちで、

明るくて、純粋で、真面目で、一生懸命で、そして優しい。

この日も、

最後の買い物しながら

「トックトックト~ク トクシマル♪」と、

唄ってくれていました。可愛い♡

とても、信仰心が強く

インドネシアの神事には

果物やお花を買って供えていました。

日本に、そんな大学生がいるかなぁ?と、

お客様といつも感心していました。

 

インドネシア語、教えてもらったり、

日本語教えたり…。

彼女たちは、どんどん日本語が上達するのに、

私は結局

「トリマカシン!」(ありがとう)

しか、覚えられないままでした。笑

ちょうど、去年はテレビの密着があったので、

彼女たちにも出てもらえて、

お互い、いい思い出ができました。

 

常夏のインドネシアから来た彼女たちには

夢がありました。

「ユキガミテミタイ」

普通なら、簡単に叶う夢なのですが、

神様はそんなに優しくありませんでした。

今年は、ものすごい暖冬。

雪が降らない!

私は、すごく有難い冬でしたが、

彼女たちにとっては、ため息の冬です。

寒いのは、インドネシアに比べたら全然寒いので、

寒いのが苦手の彼女たちにとって、

雪は降らないただただ寒い冬はつらいばっかりでした。

でも

でも

神様はやっぱり頑張ってる彼女たちを見ていてくれた。

頑張る彼女たちに、素敵なプレゼントを降らせてくれました。

「ミホサ~ン!ミテクダサ~イ!」

そう言って、雪景色の写真と

雪だるまを作った動画を嬉しそうに嬉しそうに見せてくれました。

「よかったなぁ~♪

こんな、雪だるま作れるくらい積もったんやなぁ~

でも、寒いのすごい苦手やのに、大丈夫やったん?」

「チョウド、オヤスミダッタカラ、

Sサンニツレテイッテモライマシタ。

サムクナイ!ゼンゼン、ダイジョウブデス!

タノシカッタヨ♪

シャシン、100マイクライトリマシタ♪」

「お母さんたちにも、見せてあげた?」

「ハイ!オクリマシタ。

ヨカッタネ!ト、イッテマシタ 笑」

無邪気に喜ぶ彼女たちを本当に可愛いと思いました。

 

「ミホサンハ、二ホンノオカアサンデス。」

いつも、そう言ってくれました。

そんな、かわいいかわいい娘たちとお別れです。

しかも、急です。

 

最後の会計の時、持ってる小銭を全部使ったのですが、

その中に、インドネシアのコインが混じっていたので

「これは、使えんね 笑」と、返すと、

「コレハ、インドネシアノオカネデス。

ミホサン、コレヲモッテイテクダサイ。

ソシテ、マタ、オモイダシテクダサイ。」と、

コインをプレゼントしてくれました。

泣けました。

最後に、一緒に写真を撮りました。

最初の頃より、少し痩せた二人。

それだけ、母国を離れて、頑張ったんだね!

きっと、2人の未来は輝いてる!

2人の明るさは、周りの人を元気にする!

幸せにする!

どこにいても、何をしても

2人を応援しているよ。

ありがとう!

1年間、本当に楽しかった♪


世間では、まだまだコロナウィルスの勢いがとまりません。

各地での影響は、はかり知れません。

心から、1日も早い収束を願うばかりです。

学校がお休みのため、子供たちがおうちにいたり、

おじいちゃん・おばあちゃんのところに一時的に来られていることが多いようで、

今、とくし丸にもかわいいお客様がとても多いです。

普通の日でも、学校がお休みの時には、

おじいちゃんやおばあちゃんと買い物に来てくれる

もうすぐ2年生のRちゃん。

この日は、初めてひとりでお財布持って、お買い物。

しかも、お財布の中身は千円札!

ドキドキ・ワクワクのRちゃんです。

いつものように、お菓子のコンテナを覗き、

「ん~どれにしよっかなぁ~」と、悩んでいます。

そうなんです!

悩むのが楽しいんですよね♪

ちびっこが、買いやすいように、

そして、親御さんの負担にならないように、

なるべく、可愛くて安価なお菓子を積むようにしています。

自分が、積込む商品を選ぶ時も、子供になった気持ちで

「これだったら、喜んでくれるかなぁ~」

「新しいお菓子、気付いてくれるかなぁ~」と、

ワクワクしながら選びます。

ゆっくり、悩んで選んでね♪

そう願って選んでいます。

Rちゃんも、いつも以上に悩んでいます。

「これ、どうかなぁ~?」

選んだ商品を、ピッ!と、レジで打ってみます。

「116円です」と、言うと

「あ~無理かぁ~」と、残念そう。

「ん? Rちゃん、千円あったらな、

このコンテナに乗ってるぜ~んぶどれでも買えるでぇ~!」と、言うと

Rちゃんは、目をキラキラ輝かせて

「えぇ~ほんまぁ~?!」

これで、悩みがもっと増えました 笑

いっぱい、いっぱい悩んで決めた商品。

初めて、自分で支払うお札。

「Rちゃん、おつりいっぱいやでぇ~。

1枚のお金が、こぉ~んなにいっぱい返ってきたでぇ~ 笑」と、言うと

「うわぁ~~~♪」

満面の笑みで、両手いっぱいひろげて、おつりを受け取りました。

次の日、偶然出会った、Rちゃんのお母さんから

「昨日はありがとうございました!Rは、初めて紙のお金で

1人で買い物をして、とても嬉しそうに話してくれました。」と、聞きました。

私も、それを聞いて、とても嬉しくなりました。

そのうち、Rちゃんもお金の価値がわかる日が来るでしょう。

でも、

この日のキラキラした瞳と思い出は、忘れないでほしいな。

忘れないでいてくれたら、嬉しいなと思います。

買い物って、楽しいな♪

店員さんもお客さんも幸せ気分だな♪

とくし丸での、かわいい・たのしい思い出が

またひとつ増えました。

 

 


卒業

| とくし丸, 家族 | | 5件のコメント

世間では、コロナウィルスの存在に脅かされています。

そんな中、長男の高校の卒業式が2/28金曜日にとりおこなわれました。

生徒も保護者もマスク着用という重たい雰囲気の中でしたが、

今はできるだけでもよかったという思いで、参加しました。

制限のある中での卒業式や最後のホームルームで

かわいそうな部分もありましたが、

何年か後に振り返った時、笑って話せる思い出になっているといいなと思いました。

相変わらず、ガキっぽさの抜けない息子ですが、

クラスのみんなや先生にかけて頂く言葉に、

家庭では見られない息子の成長を少し感じることができました。

とくし丸をしてから、全くかまってあげられず、

「これ、いつあるんだった?」とか、

「明日、試合どこであるん?」などと聞くと、

「何回言うん?この前、言うたやん。

全然、人の話聞いてへんやん。」と、言われたこと何度も。

ほんまに、それくらい「仕事・仕事」で、

放ったらかしの3年間でした。

でも、3年間ずっと一緒の担任の先生や

3年間ずっと一緒のクラスメートのおかげで、

長男は楽しく充実した高校生活が送れたんだと思います。

そして、3年間

火曜日から金曜日までお弁当を作ってくれた母。

愛情たっぷりのお弁当のおかげで

息子は大きく成長しました。

本当に皆さんのおかげです。

 

 

最後のホームルームの時間の一分間スピーチで

「あんまり言いたくないけど、

お母さんは仕事を頑張ってください。

僕も、できることはこれからも手伝っていきたいと思っとるし。」と、

照れくさそうに、言ってくれました。

まさかの言葉にびっくりしました。

照れ隠しに

「がんばっとるわ!笑」と、突っ込んでみましたが、

本当は嬉しかったです。笑

これから、社会に出て

きっと大変なことがたくさんあると思います。

その時に、支えてくれた周りの方々の気持ちを思い出し、

感謝の気持ちを忘れずに

これから先の未来を頑張って生きて行ってほしいと思います。

もう、とくし丸に乗ることはないかもしれないけど、

あの日のことも、忘れずにいてくれると嬉しいな…。

お母さんも頑張る!

息子よ

君も頑張れ!

 


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