» 2018 » 10月のブログ記事

『刺激』でも、書きましたが、

お客様とお話していて、刺激を受けたり

反省したりする事が度々あります。

「あ~自分は、なんて小さい人間なんだ…。」と、思う事が。

先日も、お客様との会話の中で、

お客様が旦那様に尽くして尽くしてされているお話を聞き、

「お父さんは、さぞかし、Yさんと結婚して幸せやと思っとんなるやろね。

ありがとう、Yって、言うてくれなるやろ」と、言うと、

「そんな事いっぺんも言うてもらった事ないわ。

そんなん言われたら、いよいよか…。思って、逆に心配せんなんわ 笑」と、

言われました。

いつも、「お父さん、お父さん」と、旦那さんに尽くされる姿を見て、

それだけでも、すごいなぁ~と、感心しているのに。

「あ~、また自分がなんて小さい人間なんやって、思うわぁ~

昨日も、夜仕事が遅くなったし、

『帰ったら秋刀魚を頭とって、はらわたとって、

塩して、いっつも私がしとるみたいに、塩焼き用に用意しといてくれへん』って、

頼んだんや。そしたらな、帰ったら、秋刀魚が開いてあったんや!

もう、目が点で…。焼いたらカリカリになって、ジューシーさも何もありゃしない  笑

ある時は、薄切りにしといて言うたものが、みじん切りになっとったんや 笑

で、ヤーヤー言っちゃうんだよねぇ~。ひどいやろ?私。

でも、ほんまは、そうしてくれるだけで有難い事なんやけどなぁ~

旦那さんに、甘えとるんやろな。

きっと、Yさんとこのご主人もYさんに甘えとんなるんやろね」

自分で言って、納得していました。

そうなんです。

いつも、お客様との会話の中で

「ハッ!」と、気付かされるんです。

わかってるんです。

そして、感謝してるんです。

ここ1~2年は、ずいぶん余裕もできて、

家に帰って私が殆ど食事は作るのですが、

仕事が遅くなる日は、下ごしらえのお願いをして

やっておいてもらう事もあるのです。

少しでもしてもらってあると、ずいぶん楽だし、早く出来上がるので助かります。

沢山ピーマンを頂いた日も、

「今日はピーマンの肉詰めしよう!!

私はタネを作るから、あなたはピーマンをひたすら

半分に切って、種とっておいてくれる?」

「え~~~!!今から肉詰めするんか?!」と、

へこたれてた旦那さん 笑

でも、2人で並んで作業して、

今日あった事を話しながら肉詰めしたりしてたら、

意外とアッと言う間で楽しかったりするのです。

逆もあります。

生の栗を頂いた日も、ちょっと気持ちに余裕がなく、

『休みの日に剥こう!』と、思っていたのに、

「よ~し!剥くるぞぉ~!!」なんて、旦那さんが張り切り出して、

「え~~~~?!今から?!」と、後ろ向きだった私も

旦那さんがまず専用の栗向き器で外の殻を剥き、

私が包丁で渋皮を剥いていくうち、

なんだか楽しくなってきて、夢中になってきて

これも、アッと言う間に完成!

とくし丸をするまでは、一切台所に立とうとしなかった旦那さんですが、

こうして、せざる得ない環境の中で、一緒に台所に立てることは

本当によかったなぁ~と思います。

日々、旦那さんが当たり前に手伝ってくれる事を

当たり前だと思って、感謝を忘れる事があります。

いけない、いけない。

改めて、旦那さんのおかげで

毎日イキイキ元気に、笑顔で仕事ができている。

開業から、ずっと変らず、

会社の帰りにフクヤさんに寄って、

毎日とくし丸の清掃もしてくれています。

雨の日も、風の日も。

これは、自分ならとてもできる事ではありません。

我が夫ながら、本当にすごい人だなぁ~と思います。

この10月で、結婚19年を迎えました。

きっと、私がとくし丸を始めた事が、結婚生活の中でも最大の事件(? 笑)だと

思いますが、旦那さんがいてくれたから今があると心からそう思えます。

毎日、毎日、幸せをありがとう!

こんな私を、そしてとくし丸をこれからもよろしくお願いします!

ラブレターだな 笑


刺激

| とくし丸 | | 2件のコメント

「とくし丸」を始めてから、よくたくさんの方から

「よ~がんばるなぁ~」とか、「がんばっとるなぁ~」と、

言っていただきます。

確かに、今まで50年近く生きてきて、1番がんばってるかもしれません。

「がんばっとるでぇ~ 笑」

と、元気に笑顔で返していますが、多分、私のがんばりなんて

70代、80代、90代の方のやってこられたがんばりに比べたら

全然敵わないと、心底思います。

だから、そんな年代の方から、そう声をかけて頂くと、

本当に恐縮してします。

そして、腰が曲がったり、足が痛いと言いながら、

今でも畑に出たり、仕事したり、家の事をがんばっておられる姿に

心から敬意を評し、刺激を頂いています。

睡眠時間が2~3時間っていう方もおられ、

6時間しか寝てない…。と、思っていた自分が

情けなくなりました。

私なんか、ちょっとがんばったと思ったら

「今日は自分へのご褒美♪」と、ハーゲンダッツのアイスを食べたり、

美味しい物を食べに行ったり、自分にたっぷり甘いです。

なのに、お客様は

「お父さんにこれ、供えてあげよ」とか、

「〇〇さんに、ええもんもらったで美味しいもんお返ししよ」とか、

人の事ばかり言われます。

時々、「どこどこ行って来たんや。楽しかったわ」とか、聞くと

本当に嬉しくなります。

買い物していて、「これ、美味しそうやな!おやつに食べよかな♪」なんて、

聞くと、ウキウキワクワクしてきます。

どうか、どうか、自分の時間も楽しんで、

いっぱい美味しいもの食べてくださいよ。

そう心から願います。


週に1度、金曜日に伺うお家があります。

そこで、見つけたお楽しみ♪

大のカエル好きの私は思わず、テンションが上がりました。

「絶対、このカエル見つかっとらん思っとるんやろね 笑」

ほんと、すっかり外壁の一部と化してます。笑

また、次の週。

「あっ!今日はこんなとこにおったな!笑」

微妙に色を変えている。

今回も、見つかってない。見つかってない。と、自信満々のご様子。笑

次の週は…。

わかりますか?

まず、そのお宅に行くと店を開くより先に

カエルくんを探します。

お客様も

「昨日はいなかったと思ったけど、

もしかしたら、金曜日をカエルくんも楽しみにしてるんかも 笑」と。

嬉しいじゃないですか!

相思相愛のようです 笑

最近では、家族も楽しみにしてくれていて、

ラインで写真を送ると、いる場所に丸をつけて返してきます。笑

 

 

 

 

 

 

正解!!

さぁ~!だんだん、難易度をあげていくよぉ~ 笑

次の週

これは、わからんやろ?!笑

さすがに、小さすぎてちょっとてこずったようですが、

拡大して「おった!ここ!!」と、嬉しそう♪

 

こんなに、みんなを楽しませてくれるカエルくん。

次はどこで待っていてくれるかな?笑

冬眠までの時間、いっぱい楽しませてね!


とくし丸の仲間、大阪関西スーパーの販売パートナー

村山かおりちゃんが10月で1周年を迎えられました。

まだ、1年?!って、思うほど、すっかりしっかり仕事をこなされ、

全国ネットのテレビにも出演し、大人気のかおりちゃん。

そんな、かおりちゃんが1周年の感謝を込めて

とくし丸つうしんを発行されました。

関西スーパーさんやお客様、とくし丸に対する愛がいっぱい詰まったつうしんです。

きれいな読みやすい書体の手書きで、かおりちゃんらしさ、

かおりちゃんの優しさが詰まってるなぁ~と、思いました。

彼女は3人のお母さん。

1日販売をして、母もして、貴重なお休みを利用して、これを仕上げたんだと思います。素晴らしい✨

その他にも、スーパーさんに向けて、自ら報告書をわかりやすく作ったり…。

なかなかできることではないなぁ~と、感心ばかりです。

「美穂さん、美穂さん」と、慕ってくれて、先輩と言ってくれますが、

妻としても母としても先輩だし、かおりちゃんの方が

考え方もしっかりして芯があるし、本当に大人だなぁ~と、

私の方が学ばせてもらう事が多いです。

つうしんには私の本の紹介もしてもらっています。

ありがとうございます。

これからも、同じ母販売員として、悩み合いながら

励まし合いながら、頑張って行きたいなと思います。

☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

ある日、フェイスブックを通じて、熊本県の菊池市職員の

今林さんという方から連絡が入りました。

菊池市が第三セクターに委託する形で移動販売を行っている。

来月号の広報で特集を組みたいが、

同じ移動スーパーで販売をし、本を出版している水口さんから

コメント頂き、記事に載せたいという依頼でした。

移動スーパーの名前は、とくし丸を参考に菊池市から取り、

「菊丸」というそうです。

ほぉ~。

全国で、色々移動スーパーが増えているという認識はありましたが、

実際関わっておられる方と知り合うのは初めて。

しかも、「菊丸」!

これは、私の一存では無理と、まずは

とくし丸本部へ連絡頂き、許可をもらって頂くよう、お伝えしました。

発行までの時間が迫っておられるらしく、早速連絡をとられると、

たまたま住友社長がおられたようで、快諾されたと共に、

アドバイスも頂いたと、言う事でした。

さすが!住友さん!

懐が深い!!

そして、初めて電話でお話し、インタビュー(?)を受けました。

お声がお若い印象で、お話していても、とても感じの良い方でした。

どんな記事になるのか、どんな広報なのか本当に楽しみだったので、

出来上がったら見せてくださいとお願いしました。

すると、早々に郵便が届きました!

写真も人の表情が豊かでとても綺麗だし、

内容もとても濃いものに仕上がっていて、

広報誌とは思えないなぁ~と、思いました。

うちの旦那さんは、印刷会社でDTPをしていて

広報をさせて頂くこともあるそうで、

今、広報はすごいんだ!

担当させてもらっている広報も

全国の広報コンクールに出したりされるので

すごく力を入れておられる。だから、プレッシャーなんだ。と、言っていました。

それを聞いて、今林さんにも菊池市の広報の

素晴らしさに感激したとお伝えし、

是非、コンクールに!と、言いました。

すると、

「実は、前任の広報の方が、7年連続全国大会入賞されているんです。

それで、プレッシャーがすごいんです。」と、言われました。

さすが!!

本当に、1つの雑誌かと思うほど、素敵でした。

こんな、素敵な広報の1ページに載せて頂くことができ、

光栄なことです。

これも、とくし丸がつないでくれたご縁です。

「コンクールで入賞したら、またお知らせくださいね!」

「はい。是非!頑張ります!」

また、楽しみができました♪

ご縁・つながりに感謝です。

 

 

 


とくし丸をしていて、正直楽しい嬉しいばかりではありません。

時には、自分ひとりでは抱えきれないほどの

重い・深い事案と向き合わなくてはならない事もあります。

でも、そんな時、全国にいる仲間からの温かい心や言葉で

ずいぶん助けてもらいます。

実際には、問題を解決するのは自分自身しかいないのですが、

それでもアドバイスや心に寄り添う優しい言葉で救われる事があるのです。

そして、お客様にも…。

つい、最近もそういう大きな事案が続けて2つ重なり、

私の小さな受け皿がいっぱいいっぱいになり、心が潰れそうになっていました。

心も身体もくたくたなのに、頭が興奮して眠れない。

でも、次の日は変らず膨大な積込をし、変らず接客をする。

その日常すらも、きちんとこなせるか不安でした。

そんな時、やはりお客様に助けてもらいます。

きっと、お客様はそんな私の状態を知っている訳ではないのでしょうが、

そういう時に、妙に。

買い物を終えて、買い物カゴを返された時に、中にドリンクが入っていました。

「えっ。」

車を収納してから、玄関を訪ね、お礼を言いました。

そうすると、私の2つの手をお客様の2つの手でつなぎ、握り、

「あのな、あなたが来てくれてみ~んな本当に喜んどるんよ。

ほんまに楽しみにしてるん。

わかる?

あなたのしている事は本当にすごい事なの。

だから、お礼なんていいんやで。

これからも、あなたのその笑顔でみんなを元気にしてあげてね。

それを、みんなが望んどるの。

ありがとうね。」

つないだ両の手から、じわじわ心が伝わって

壊れかけていた心に沁みていきました。

涙がぽろぽろ溢れて止まりませんでした。

「あんな、今、丁度本に載っていた素敵な言葉を

落書きみたいに紙に書き出してたの。

みんなにも、配ってあげようかなと思って。

あなたにもあげるね。

あなたは、できてる。

いつも、できていることだけど、

でも、どこかに貼っておいて、時々見ては考えるのもいいよね!」と、

素敵な言葉をプレゼントしてくださいました。

有難いです。

やはり、こんなに素晴らしい仕事はないです!

お客様を見守り、支え、愛し

お客様に愛され、支えられています。

自分の力は本当に小さい。

そう感じる事が多いですが、

できる範囲でできるかぎり無理せず、

続けていきたいと思います。

感謝感謝です。

 


以前にも書きましたが、私のお客様の中には90代の方がとても多いです。

どの方もほとんどがお独り暮らしをされています。

とてもお元気で、開業当初からや途中からのお客様も

みなさんお変わりなく、年齢をどんどん更新中でございます!

素晴らしい!!

時々、販売について回ってくれている旦那さんも

「〇〇さんは、94歳だよ。」と、言うと

「うそや!!そんなわけない!絶対、70代や!」と、疑うくらいです。

90も、80も、70も、60さえも、まだまだ未知の世界だし、

その域までたどり着けるか、甚だ自信もありませんが、きっと90代の方の1年は

私たちの年代の1年よりもずっとずっと重いと思います。

でも、戦前・戦中・戦後を粗食で生き抜いてこられたみなさんは

本当に心も身体も丈夫で、添加物世代の私の身体とは

比べ物にならないと思います。

三匹の子豚のレンガの家と藁の家くらい。

毎回、元気なお顔を見せて頂くと、それだけで

幸せな気持ちになります。

Kさんは93歳。少し、手足に力が入りにくくなっておられ、

歩行も少し困難で、握力も落ちできないことも増えておられました。

買い物は、とくし丸を縁側に寄せてしてもらっています。

いつもは居間におられるため、買い物の時には

縁側まで来てくださっています。

最初の頃、とくし丸に慣れて頂くまでは、

少し無愛想だった方でしたが、

次第に冗談も言い合える仲(?)になりました。

ある日、近所の方がこっそりと

「あんたが来るんを楽しみにしとるんだで。

あんたが来る時間になると、早めに縁側の方に行って

待っとんなるんだで。」と、教えてくれました。

歩行がなかなか思うように行かない足だから、

音楽が聞こえてから動くのでは間に合わない。

だから、早めに行って待っていてくれるんだ…。

いつ来るか時間の定まらない私を…。

ゆっくり、ゆっくりと…。

そう聞いて、早めに

「もうすぐ行くよぉ~」と、電話をかけてみた事もありました。

そうしたら、もうすでに歩き出しておられて、

また、電話の方まで戻らないといけない。と、聞きました。

「電話はええわ。大体、考えて早めに行っとくで」

甘えてそうしてもらっています。

待つ。

待っていてくれる。

そんなお客様が1人でもいてくださる。

有難い事です。

「こんにちはぁ~!!今日はいいお天気やねぇ~♪」

たわいもない会話ですが、とびきりの笑顔になります。

「今日は、バッチリだったわ 笑」

そう、優しい優しい笑顔でゆっくりとこたえてくださいます。

私の仕事は、物を売る事だけではなく、

やはり心を通わせる事だと思います。

人の心の優しさ・温かさ・情・深さ・豊かさを

あげたりもらったりしているんだと思います。

どうか、どうか、まだまだお元気で

私に笑顔を見せてやってください。

尊敬と感謝感謝です。

 

 


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