» 2018 » 9月のブログ記事

度々、この地を訪れてくださっている

富山県のヴァローレの古澤さんから連絡がありました。

「富山大学の学生さんで、とくし丸を卒論のテーマにして

研究してくれてる子がいるんです。

その子が、美穂さんの本を読んで、実際に現場を見てみたいと

言ってるんですが、今度連れて行ってもいいですか?」

熱い男、古澤さんは、その学生さんの志に強く心を打たれ、

全面的に協力する!という心意気です。

私にとっても、なんとも有難い、嬉しい事。

こんなオファーをお断りする理由もありません。

もちろん、大歓迎でオッケーです!

古澤さんは、何度も来てくれているので、

このコースは目をつぶっても走れる。

お客様も顔なじみの方が大勢。

私自身も随分、甘えて助けてもらっています。

この時も…。

「あっ!そうだ!

7/7にイベントをしょうと思っていたのが、大雨で流れてしまって…。

折角だし、この日にしてもいいですか?

それと、お彼岸のお花も沢山持って行きたいのですが、

車に積んで行ってもらっても大丈夫ですか?」と、聞いてみました。

「もちろん!もちろん!

なんでもオッケーですよ!

どんどん、持っていきましょう!」と、快く引き受けてくださいました。

朝、4時頃に富山を出発して、8時半頃にフクヤ男山店に到着!

富山大学の3年生、大野沙羅ちゃん。

とても、清楚でかわいくて、しっかりした娘さんの印象です。

そして、ヴァローレから4号車の佐伯裕子ちゃんと5号車の野嶽和彦さんが

一緒に来てくれました。

2人に会うのは、4月以来。

とても嬉しかったです。

少し、挨拶して、すぐに積込に戻ります。

沙羅ちゃんは、メモとペンを持って、ずっとついて回ってくれました。


 

 

 

 

 

いよいよ、出発!

いつもは満タンの助手席の荷物は古澤さんの車に積んでもらって

助手席には沙羅ちゃんに乗ってもらいました。

いまどきの子。と、よく言いますが、

いまどきの子。が、どうなのかはよくわかりませんが、

沙羅ちゃんは人の話がちゃんと聞け、自分の話がしっかりできる

とても感じのよい子さんでした。

日本の未来は明るい!

そう、素直に思える時間でした。

 

あっと言う間に、最初の販売ポイントに到着。

そのポイントは、とても沢山の方が集まってくださる場所なので、

いつも1人でバタバタしてしまうのですが、

この日は5人がかり!

しかも、そのうち4人は販売経験者。

テキパキテキパキ動いてくださいました。


 

 

 

 


 

 

 

 

 

そして、イベントの事をすっかり忘れかけていた時、

野嶽さんが

「今日はレシートの合計金額に7の数字が入っていたら

お菓子をプレゼントします!」と、みんなに呼びかけてくださり、

あっ!そうだ!と、思い出した次第で…笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は、なかなか7が出なかったのですが、

やっと、1人目が出ると「わぁ~!!」と、みんなで大盛上り♪

「ばんざ~い!ばんざ~い!ばんざ~い!!」と、

みんなで万歳三唱してみたり 笑

これは、その後もあちこちで繰り広げられ、

ハズレてがっかりされたお客様には、

「じゃあ、残念賞の方にはこちらのイケメン二人のハグをプレゼント!」

「笑 アカン、天国からお父ちゃんが見とんなるでやめとくわ!

ガ~ハッハッハ!!」

みんな、最後には笑顔で帰って行かれました。

どんな時も、ふと見ると沙羅ちゃんはメモを取っていました。


 

 

 

 

 

何を書いているんだろう?本当に熱心だなぁ~と、感心したり不思議に思ったり。

「沙羅ちゃん、もしかして、おばちゃんのアホみたいな会話一言一句全部

書いてくれてるんちゃうよね?笑」と言うと、

「いえ、会話全部を書いている訳じゃないです。笑

でも、時系列で大体こんな事って書いておかないと

後でわからなくなって困るので、一応大体書いてます。」

本当にまじめ。

私がこの頃、こんなにしっかりしてたかなぁ~

いや、今でもしてへんけど 笑

スペシャリストが4人も揃ってパパッと動くので、

時間が早い!

滅多にないことですが、折角ゆっくり時間があるし、

あまり早すぎてもお客様がビックリされるので、

みんなで円くなって、お昼を食べました。

心配していたお天気もどんどん良くなり、青い空・緑の美しい山を見ながら

ゆっくり食べる事が出来ました。

途中、助手席は野嶽さん→裕子ちゃんにも代わり、

とくし丸談義が尽きませんでした。

 

販売途中、私に食べさせようとお客様が焼いてくださっていたイカを

みんなでじゃんけんして分け合って食べたり。

檻にイノシシが捕まってるから見ておいで!と、言われて

みんなで見に行ったり。


 

 

 

 

 

「この豆乳美味しいで!飲んでみ!」と、

とくし丸で買ったばかりの豆乳をふるまってもらってみんなで飲んだり。

いつも、楽しい販売ですが、

この日は5倍楽しかったです。

何度、涙を流して笑ったことか…。

改めて幸せな仕事です。

沙羅ちゃんに何が伝わったのかわかりませんが、

仕事って楽しいな。

自分自身もお客様も笑顔になれる本当に豊かで幸せな仕事だな、

「とくし丸」って、感じてもらえたなら幸せです。

卒論、大変だと思いますが、頑張ってほしいです。

出来たら、見せてほしいな。そうお願いしました。

「はい!がんばります!」

爽やかでやさしい笑顔で約束してくれました。

また、ひとつ出逢いがありました。

若いエネルギーに溢れた出逢いです。

おばちゃんも、沙羅ちゃんのエネルギーをもらって

これからも頑張るよ!

ヴァローレチームの皆さんも離れているけど、

同じ想いで、いつも心はそばにある。

また逢える日を楽しみに、その日までお互い頑張りましょう!

ありがとうございました!!



「あれっ?!合わへん!!」

一日の販売を終え、清算をしていました。

何度、何度やり直しても、1万円足りません。

10円、20円。

100円、200円ではありません。

1万円です(汗)

焦って、その日の販売を思い出し、考えつく限り考えました。

この日は、1万円札を出される方がとても多く、

途中でお店で5万円分両替してもらいました。

「もしかして、5万円のつもりが6万円渡していたのかな?!」

事情を説明し、フクヤさんのレジの方に金庫を確認してもらいました。

「水口さん、金庫の金額は合ってたで。」

望みは絶たれました。

いつまでも、思っていても仕方ない。

帰って、ご飯を作らないと!!

気持ちを切り換え、忘れようと思いました。

でも、帰っても気持ちは落ち着きません。

「今日な、お金が合わんかったんや。

だいぶ、少なかったんや…。」

我慢できずに、旦那さんに言いました。

少し、気持ちが休まるかと思って。

「えっ?!なんぼやねん。5千円か?!」

言えません…。

「ごめん、言わんとく。」

気持ちを切り換えて、2人で夕飯の支度をし、

帰ってきた子供たちと楽しく夕食を食べたら

少し、気持ちが修まってきました。

やっぱり、家族っていいな…。

もう、落ち込まないで忘れよう!

あ~でも、私、今日1日何してたんだろう…。

上がったり、下がったりです。

そうこうしているお客様から電話がありました。

「夜遅くにごめんよ。あんな、今日私、1万円渡したかいな?

いっつもは見ぃへんのに、封筒をちょっと覗いたら

入れた時と同じ2万円が入っとるんや。

おかしいなぁ~思って。

きっと、水口さん

お金が合わんって困っとるんちゃうか?って、思って。」

ひゃあ~~~~~~~~~!!

「ありがとうございます!

そうなんです!1万円足りなかったんです!!

ありがとうございます!

ご迷惑をおかけして、

電話まで頂いて、本当に申し訳ありません!!」

よくよく考えてみると、

先にも言ったように、この日は1万円札を出されるお客様がとても多く、

途中で両替用に持っていた千円札がなくなってしまいました。

この電話をくださったお客様もそうでした。

お買い物終わって、お会計の際(合計が千いくらだったと思います)、

1万円を出されました。

「すみません!今日は千円札があと少しになって(実際には7枚)、

おつりが足りないかもしれません。千円札ないでしょうか?」

「ごめんよ、今日はほんまにないんや。どうしょう?

〇〇ちゃん貸してくれる?」

と、同じように買い物をされていた方に聞いてくださいました。

「ごめん、私もちょっとだけって思って、千円しか持ってへんのや」

「じゃあ、〇〇ちゃんから先してもらって。そしたら、千円でるやろ?」

「じゃあ、やってみましょか?」

千円受け取ると、丁度、おつり分の8千円ができました!

嬉しくて、「あっ!これで、丁度8千円。ありがとうございました!」

と、最初のお客様に8千円お返ししました。

そうなんです!

最初のお会計で、おつりがなくって、次の人を続きでしたので、

最初の方にはお金を受け取らず、おつりを返していたのです(汗)

横で、電話のやり取りを聞いていた旦那さんは

「1万円!」と、目を丸くしていました。

本当に、私は良いお客様に恵まれていると思います。

このご恩を、お返しするのは大変だと思います。

今までも、

「今日、あんたお金合ったか?

多分、千円少ないんちゃうか?

おかしいんだ。計算が合わんのだ。

次返すでな。」と、わざわざ、お電話くださる方もおられました。

それが、100円でも、10円でも。

人の物やお金を平気で盗んだり、騙したりする人がたくさんいる世の中です。

毎日、世界中で事件がない日はありません。

そんな中、こんなに正直で心の綺麗な方がたくさんいらっしゃるのも事実です。

いつも思います。

お客様は、私の鑑です。

教えて頂く事がたくさんあります。

単にお金が戻ってきたということだけでなく、

もっともっと大事なものをいただいたと思う出来事でした。

自分自身も、そしてお客様にも嫌な思いをさせないように、

まだまだ、気を引き締めていかんとアカン!

気をつけます!

ありがとうございました。


すでに、開業はされていて、最近ラインのグループの仲間になった

鳥取県の濱本泉さんが、会いに来てくださいました。

岡山県や広島、鳥取に店舗を持つ大きな「天満屋」さんと提携して

とくし丸をされています。

天満屋さんからは、計26台ほどのとくし丸が出ていますが、

鳥取の天満屋さんからは濱本さんのみだそうで、

グループに入って、色んな情報が共有できることをとても喜んでおられました。

毎回なのですが、「はじめまして!」と、ご挨拶しても

全く「はじめまして」という感覚がないほど、スッと馴染めます。

やはり、これが仲間のいいところです♪

とても、穏やかで優しさがにじみ出ているような方でした。元のご職業は、ゲームプログラマーということで、

営業・販売職とは縁遠い感じがしたのですが、

「ボクはどっちかというと、喋る方のプログラマーだったので 笑」

との事で、本当に感じよくお話が上手な方でした。

販売に出て、「鳥取から来られたんだよ~。

さて、鳥取と言えば?」と、お客様に聞くと

たいがい、「砂丘」か「梨」と、答えられました。

中には、鳥取に親戚がいる。とか、親近感のある方もおられて

話が弾みました。

さすが、1年以上とくし丸をされているので、

接客や販売サポートはお手の物!

この日は、お客様もとても多い日だったのですが、

濱本さんのおかげで、スムーズに楽しく余裕もって

販売に回ることができました。

実は、この日、もうひとつの出逢いがありました。

今年の5月ぐらいだったでしょうか、

伊根で販売中、観光客かと思われる一行がとくし丸に

興味をもたれたようで、少し離れたところから見ておられました。

販売でバタバタしている中、聞こえてくる「とくし丸」に関して非常に詳しいお話。

「ん?!」

バタバタの中で、気になって気になって…

ついに

「お詳しいですね!」と、声をかけちゃいました。

「いやぁ~私、オイシックスのものなんです。

とくし丸のことは知っていたけど、初めて見ました!」と。

ご一行様だったので、「じゃあ、社員旅行か何かですか?」と、聞くと

「いえ、実は飯尾醸造さんとご縁があり、毎年田植えにこちらに来ているんです。」

との事。

オイシックスとは、野菜宅配の大手で

2016年からとくし丸の株主で

オイシックスの社長がとくし丸の会長を務めておられます。

因みに、西田さんはオイシックスと系列が一緒の「オイシックスドット大地株式会社」という会社です。

飯尾醸造さんと言えば、地元は基より

テレビや雑誌で度々紹介され、全国にも名高い宮津市栗田にある

老舗のお酢屋さんです。

色々、お話がしたいし、うかがいたかったのですが、

その時は、短い時間の少しの出会いでした。

それが、数日前、その方(西田さん)からご連絡をいただきました。

「急ですが、土曜日にそちらに稲刈りに行くので、

お食事でもいかがですか?飯尾醸造の秋山さんも一緒です。」と。

ビックリしました。

そう言えば、その時、

「今度は秋に稲刈りに来ますので、その時お時間あったら

またお会いしたいですね」なんて、言われていたような

いなかったような…。

最初は、お2人のお邪魔になるのでは?

販売後なので、時間が遅くなりますが?

など、申し訳なさに遠慮したのですが、

折角のご縁!

やはり、お会いしたい気持ちが勝ちました 笑

そして、飯尾醸造さんのお酢にもとても興味もありました。

飯尾さんのポン酢のファンでもありました。

色々、お聞きしたいなぁ~

オイシックスのお話も!

濱本さんは、そのまま鳥取に帰られるものだと思っていたら、

宿も探してる。との事。

当初は、奥様とお母様とご一緒に

縁のある舞鶴へお墓参りの来られる予定で、

じゃあ、折角だから水口さんの販売が見たい!って、感じだったので、

てっきり、奥様とお母様が舞鶴で待っておられて、一緒に帰られるの思っていたのですが、

出発間際に、お母様のご都合が悪くなり、1人で来られたとのことでした。

それなら!と、西田さんにお願いし、濱本さんも一緒に4人での会食となったのです。

場所は、天橋立駅のすぐそば、「310」というおしゃれなお店。

西田さんには、「お久しぶりです!」

秋山さんには、「はじめまして!」と言うと、

「実は、私もあの時(5月)あの場に一緒にいたんです。

でも、あの時はおばあちゃんたちの勢いにビックリして…笑」と。

「そうだったんですか!私も、バタバタですみません、覚えていなくて 笑」

とても、気さくで爽やかな方でした。

美味しいお料理をいただきながら、

西田さんの穏やかな中にも、芯のある熱い仕事への思いと

秋山さんのお酢に向き合う情熱トーク(秋山さんは

縁あって、飯尾醸造さんの魅力にはまり、Iターンで就職。

今では、蔵頭という現場監督のような立場だそうです。)

とても楽しく、とても熱い夜になりました。

時間は、いくらあっても足りないくらいです。

でも、次の日は大事な稲刈り。

お酢造りには欠かせない大切なお米ですものね。

この310さんでも、飯尾さんのお酢がふんだんに使ってありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだか、帰る時には、楽しい時間のせいか

お酢のパワーなのか、1日の疲れがすっかりとれている様でビックリしました。

これも、「とくし丸」が導いてくれた素敵なご縁だと、感謝せずにはいられませんでした。

これからも、こんな出会いやつながりがどんどん拡がることを楽しみにしています。



毎日、販売に回っていると

時々、お客様からお手紙を頂く事があります。

それは、それは、熱烈なラブレター

と、言うのは冗談ですが、

本当に優しさのこもったお手紙なので

私にとっては、ラブレターには違いないと思っています。

私の身体を気遣う言葉が、ぎっしり便箋に書かれていて、

胸が熱くなります。

「色々な事があったのに、決して顔には出さない美穂ちゃん。

何時でも笑顔を見せてくれ、辛い事があっても決して顔には出さず

強い人ですが、本当は心が弱い人だったりして、美穂ちゃんの本心が

わかるような気がするのです。

時々は美穂ちゃん、息を力いっぱい吸って力を心に入れて

ゆっくり息を吐いて、何時も元気な美穂ちゃんでいてね」

という一文がありました。

ハッとしました。

自分では、全力の笑顔で接しているつもりでも、

やはり、お母さんやおばあちゃんくらいの年代の方には

違うと、気付かれているようです。

読んですぐに、大きく息を吸いました。

そして、大きく息を吐きました。

そうなんだよなぁ~

深呼吸なんてしてないんだよなぁ~。

また、お客様から気付かせていただきました。

ある方からは、こんなお手紙をいただきました。

「お見舞いに持って行きたいので

新しくきれいな赤たまご 2パックつつんで持ってきてください。

いつも 新しい言うて おこるなよ。ウゥ~ 笑」

思わず、クスっと笑ってしまいました。

言う。

絶対言う 笑

「Оさん、いっつも新しいでぇ~!」って。

読まれとる! 笑

やっぱり、みなさん上手(うわて)だわ 笑

参りました! 笑

こんな風に、涙したり笑ったり、

これから先も、お客様といっぱいいっぱい思い出作っていきたいです。

感謝感謝です。

 

  


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