» 2016 » 6月 » 5のブログ記事

週に2回、お客様にお会いしていると、

顔色、健康状態などの変化がとてもよくわかります。

「とくし丸」では、微力ながら『見守り』活動もさせて頂いています。

お客様にはお一人暮らしの方も沢山おられます。

お会いして、気になった事があれば、地域の包括支援センターのケアーマネージャーさんに

連絡したり、連絡先を教えて頂いているご家族にお伝えしたりしています。

「今日、販売に行かせて頂きましたが

玄関のカギは開いているのに何度呼んでも返事がありません。

近くを探してみましたが、見当たりません。

どこかにお出掛けなのかもわかりませんが、万が一という事もありますので、

一度ご確認ください。宜しくお願いします。」と包括支援センターに連絡したり、

「今日、お伺いしましたが、血圧が下がらすしんどいとおっしゃっておられました。

心配ですので、出来ましたら様子をみてあげて頂けませんか?」と、ご家族の方に伝えたり、

「このところ寒い日が続きますが、上着も着られず、襟元が開いていてとても寒そうな格好で来られています。

上着を着てきてくださいね。と、言うのですが、上着がない。とおっしゃられます。

今度、ヘルパーの方が入られた時に、上着を用意して頂き、玄関にでも置いといて頂くことは

出来ませんでしょうか?宜しくお願い致します。」など。

逆に、ヘルパーさんやケアーマネージャーさんからお問い合わせ頂く事もあります。

「〇〇さん、いつもどんな物を買われていますか?」

「〇〇さんに、たばこ買ってきて。とか、頼まれませんか?

実は禁煙すすめているので、欲しいといわれても、上手に断ってください。」とか。

お客様のお宅に入られているヘルパーさんから、その方のご注文を頂いたり。

少しずつですが、繋がりが広く強くなっているなと感じます。

施設での販売も入らせて頂いているので、そこで親しくなった職員の方やケアーマネージャーさんから、

お買い物にお困りの方をご紹介頂く事も増えてきました。

ご紹介頂く際には、その方の状態や家族構成など、書面で頂く事もあります。

以前、デイサービスで7年ほど働いていましたが、

そんな時は、販売員ではなく、介護職の感覚に戻っています。

販売だけではなく、一歩踏み込んだお話を聞くことが最近増え、

これも信頼の証かと有り難い反面、責任の重大さに身の引き締まる思いがします。

今まで、知らずに通っていた一軒一軒のおうちに

それぞれの人生があり、それぞれのドラマがあるなぁと改めて感じます。

いつも元気に明るい方でも、やっぱり悩みはあります。

時には、販売そっちのけで、そういうお話を聞くこともあります。

もちろん、聞いて出来るだけことはしたい!と、思っても

出来る事は限られ、制限もあり、微力さを痛感するのですが、

もしかしたら、話すことで・聞くことで落ち着くこともあるかなと思います。

今まで、沢山ご苦労をされ、我慢もされ、一生懸命に生きてこられた人生の大先輩の皆様に

いっぱい楽しい思いをしてほしい!

美味しいものをいっぱい食べてほしい!

そう願うばかりです。

週に2回、たった10数分の時間ですが、

皆様とお出会いできる時間を大切にし、

販売だけではない繋がりを大切に…。

そう強く思っています。


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