想いの詰まった…

「私は、病気してから手足が思うように動かんようになったで

笑われるかもしれんけど、リハビリに雑巾縫ったで持っていね（持って帰れ）

でも、他の人に私に貰った言うたら、笑いなるで、言うたらアカンで！笑」

そう言って、雑巾をプレゼントしてくださいました。

自由の利かない手で、指で一針一針一生懸命縫われたその雑巾を見て、

涙があふれました。

そして、もったいなくて使えないって言いました。

「あんたに何かあげたいんや。こんなん恥ずかして使えんか？」

「いやいや…もったいなくって使えんわぁ。でも、雑巾は毎日使うし、有難く使わせてもらう！

ありがとうございます！」

他にも、色んなお客様から色々頂きます。

「野菜売っとる人に野菜あげるんは失礼やけど、良かったら持って帰って！」

と、一生懸命手塩にかけて育てた大切なお野菜を頂いたり…。

「家で作ったんだで、美味しいかどうかわからんけど、食べてみて！」と、

自家製のお漬物やパンやケーキや羊羹やお餅やうご（エゴノリという海藻を加工した食品）や

魚の干物など、どれもこれも手のかかった物を頂いたりする事があります。

もちろん、どれもこれもとても美味しく、さすがだなぁ～と感心すると同時に

本当に有難い気持ちでいっぱいになります。

販売に行っているのに、「物を頂く」と、いう事自体驚く事だし、

有難い事ですが、「あの子が来たらあげよう」と、思い出してくださる事、

思ってくださる事が何よりも有難いです。

先日、開業一周年にささやかなプレゼント（飴）とメッセージをお渡しさせて頂きました。

日々の感謝をそれくらいの事でしか返せないのが、歯痒く本当に申し訳ない思いでしたが、

皆様本当に喜んでくださり、帰ってからメッセージを読んで

「とってもとっても暖かいメッセージをありがとうね。

今、あめ玉を口にひとつ　心が和みます。うちでは『とくちゃん』の愛称ですよ。

一周年おめでとう。いつも素敵な笑顔を届けてくれてありがとう！」と、メールをくださった方や

「あんたが、いっつもこんな想いで来とったんか…って、思ったら

想いが伝わって来て、泣けてきたわぁ～」と、涙を流してくださる方もおられ、

一緒に抱き合って泣きました。

そして、こんなメッセージとプレゼントをくださった方も…。

私は、本当に幸せ者だと思います☆彡

これからも、こんな素敵なお客様方をガッカリさせないように、

もっともっと喜んで頂けるように、そして少しでも恩返しが出来るように頑張っていきます！

日々、感謝して…。

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