「あれっ?!合わへん!!」
一日の販売を終え、清算をしていました。
何度、何度やり直しても、1万円足りません。
10円、20円。
100円、200円ではありません。
1万円です(汗)
焦って、その日の販売を思い出し、考えつく限り考えました。
この日は、1万円札を出される方がとても多く、
途中でお店で5万円分両替してもらいました。
「もしかして、5万円のつもりが6万円渡していたのかな?!」
事情を説明し、フクヤさんのレジの方に金庫を確認してもらいました。
「水口さん、金庫の金額は合ってたで。」
望みは絶たれました。
いつまでも、思っていても仕方ない。
帰って、ご飯を作らないと!!
気持ちを切り換え、忘れようと思いました。
でも、帰っても気持ちは落ち着きません。
「今日な、お金が合わんかったんや。
だいぶ、少なかったんや…。」
我慢できずに、旦那さんに言いました。
少し、気持ちが休まるかと思って。
「えっ?!なんぼやねん。5千円か?!」
言えません…。
「ごめん、言わんとく。」
気持ちを切り換えて、2人で夕飯の支度をし、
帰ってきた子供たちと楽しく夕食を食べたら
少し、気持ちが修まってきました。
やっぱり、家族っていいな…。
もう、落ち込まないで忘れよう!
あ~でも、私、今日1日何してたんだろう…。
上がったり、下がったりです。
そうこうしているお客様から電話がありました。
「夜遅くにごめんよ。あんな、今日私、1万円渡したかいな?
いっつもは見ぃへんのに、封筒をちょっと覗いたら
入れた時と同じ2万円が入っとるんや。
おかしいなぁ~思って。
きっと、水口さん
お金が合わんって困っとるんちゃうか?って、思って。」
ひゃあ~~~~~~~~~!!
「ありがとうございます!
そうなんです!1万円足りなかったんです!!
ありがとうございます!
ご迷惑をおかけして、
電話まで頂いて、本当に申し訳ありません!!」
よくよく考えてみると、
先にも言ったように、この日は1万円札を出されるお客様がとても多く、
途中で両替用に持っていた千円札がなくなってしまいました。
この電話をくださったお客様もそうでした。
お買い物終わって、お会計の際(合計が千いくらだったと思います)、
1万円を出されました。
「すみません!今日は千円札があと少しになって(実際には7枚)、
おつりが足りないかもしれません。千円札ないでしょうか?」
「ごめんよ、今日はほんまにないんや。どうしょう?
〇〇ちゃん貸してくれる?」
と、同じように買い物をされていた方に聞いてくださいました。
「ごめん、私もちょっとだけって思って、千円しか持ってへんのや」
「じゃあ、〇〇ちゃんから先してもらって。そしたら、千円でるやろ?」
「じゃあ、やってみましょか?」
千円受け取ると、丁度、おつり分の8千円ができました!
嬉しくて、「あっ!これで、丁度8千円。ありがとうございました!」
と、最初のお客様に8千円お返ししました。
そうなんです!
最初のお会計で、おつりがなくって、次の人を続きでしたので、
最初の方にはお金を受け取らず、おつりを返していたのです(汗)
横で、電話のやり取りを聞いていた旦那さんは
「1万円!」と、目を丸くしていました。
本当に、私は良いお客様に恵まれていると思います。
このご恩を、お返しするのは大変だと思います。
今までも、
「今日、あんたお金合ったか?
多分、千円少ないんちゃうか?
おかしいんだ。計算が合わんのだ。
次返すでな。」と、わざわざ、お電話くださる方もおられました。
それが、100円でも、10円でも。
人の物やお金を平気で盗んだり、騙したりする人がたくさんいる世の中です。
毎日、世界中で事件がない日はありません。
そんな中、こんなに正直で心の綺麗な方がたくさんいらっしゃるのも事実です。
いつも思います。
お客様は、私の鑑です。
教えて頂く事がたくさんあります。
単にお金が戻ってきたということだけでなく、
もっともっと大事なものをいただいたと思う出来事でした。
自分自身も、そしてお客様にも嫌な思いをさせないように、
まだまだ、気を引き締めていかんとアカン!
気をつけます!
ありがとうございました。
先日はありがとうございました。
1万円は大きいですね・・。
でも気づいたお客様が電話くれるというのは、本当にありがたい!
やはり水口さんだからかな~と、販売の様子を拝見したら浮かびます。
釣銭ミスはお互い気を付けましょう。私はキャッシュドロアーから落としまくりのようです・・・(棚掃除で発見する)
濱本さん
な、なんですと!
落としまくり?!
確かに、風で飛ばされたりして、違うとこから見つかった事はあります。
なんせ、外ですからね。
大切なお金。本当にお互いに気をつけましょうね!
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