苦渋

| とくし丸 | | 2件のコメント

とくし丸を始めて、嬉しい楽しい有難いことばかりですが、

今日ほど、困った日はありませんでした。

ここ最近、調子の悪かった息子(なんとか高校生になれました)。

朝の積込の最中に、高校の担任の先生から電話がありました。

「最近、ずっと頭痛が続いてるようですが、

今日も頭が痛いと今保健室で横になっています。

本人が、病院に行きたいと言っているんですがどうですか?」

私が、とくし丸を始めてからは、ずっとこういう緊急連絡は旦那さんにしてもらうように

お願いしていました。

ですが、なぜか今日は私に掛かってきました。

すぐに、旦那さんに連絡し、行ってもらうようにお願いしました。

今までも、2人の子供のお迎えなどは旦那さんが昼食を抜いたりして

時間を作って行ってくれていました。

(職場から学校まで25分くらい、家まで10分、また職場まで戻るのに

30分くらいかかります)

でも、今日は旦那さんもかなり大変な仕事があり、

抜けることができないと言います。

今までの仕事なら、上司に伝え、途中抜けさせてもらったり、

早退させてもらったりしていました。

でも、この仕事は遅刻・早退・中抜けができません。

できたとしても、皆さんに連絡を取らないといけないという

大変な作業がついてきます。

用意してもらったり、積込んだもののことを考えても

なかなか難しいです。

事故とか、命に関わる。と、なると話は別ですが、

緊急を要する場合じゃないとすぐに行きます!とは、言いにくいです。

でも、頭痛が続いているのも気になっていました。

積込みも気になって、集中できないほどでした。

そこで、思いついたのが高校のそばに住まいと職場のある弟夫婦のこと。

でも、弟夫婦も仕事が忙しいだろう…。

そう思うと、何度も電話番号押しては消し、押しては消し…。

でも、ここは兄弟。

思い切って甘えよう!

そう決めて電話しました。

義妹に事情を説明すると快く引き受けてくれました。

そして、弟夫婦の家で夜まで看てもらうことになりました。

ずっと、気になりながら仕事はしていましたが、

そばに看ていてくれる人がいると思うと、随分気持ち的に楽でした。

時々、様子を聞きながら、なんとか最後まで仕事をすることが出来、

弟夫婦には感謝しかありません。

きっと、学校の先生も息子も薄情な親だなぁ~と、思っていることでしょう。

私自身もやるせない気持ちです。

ごめんなさい…。

そして、ごめんね。

高校生になったとは言え、大切な子供には変りありません。

こんな時、こういう仕事を選んでしまってごめんねって、思わずにはいられません。

これから先も、きっとあるんだろうな…。

ちょっと、母として、考えて悩んだ一日でした。

でも、家族がみんな笑顔で元気にいられるように、

やっぱり母が前を向いて頑張らないとな!

そう、強く思うのでした。


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こんにちは。
そう、この仕事してると緊急事態には状況に応じた判断が必要だと思いますし、どこまでを緊急事態とするかも難しいですね。

ボクは前職では、時間が取れる時とそうで無い時もあり、母親の危篤時にボクは大阪に住み、母親は福岡の病院に入院中。
前日二日間締め切り仕事でほぼ寝てない状況の21時半頃に自宅にて、病院で付き添っていた姉から危篤の連絡を受けたけど、新幹線の最終は終わっていたし、即、全てを投げ出し、車で大阪から福岡に向かう事を選ばず、(その時期は近い事は判っていたのである程度の段取りは出来ていたけど)翌日電話で関係各所とやりとりする事は恐らくあまり出来ないと思い、夜、それから仕事場に行き、出来る限りのメール連絡資料作成&送信提出と、お願い事項をまとめ、ボクは長男で喪主になるので、一週間休める体制をつくり、荷物をまとめて翌朝の一便で伊丹から福岡に向かい、母親とのお別れ30分前病院に着き、何とかお別れに間に合いました。

しかし、看病で付き添っていた姉からは、何故仕事がそんなに大事なのかについては理解が得られず、逆に喪服や着替えも持参している準備の良さに逆に呆れらた状況でした。

父親は既に33年前に他界していますが、今後、義父、義母、家族にもし何かあった時に何処まで、どうすべきか?と思うと複雑なところです。

先々週、家族が車で停車中に追突事故に遭ったけど、たまたま日曜日、早朝のみ出かけて家に戻っていたし、怪我も無く、色々と落ち着いて対応出来たが、これが営業日だったら、とか、怪我が伴う事故だったら、とか考えると、備えた対応も慌てない様に考えておかないといけないと思いました。

この仕事は家族に協力等、負担がかなりかかってしまいます。
良く考えると、前職もそうでしたがその比ではなく、
ボクも毎朝米炊いたり、出来る限りの家事をやってはいるつもりですが、家族の協力の元なんとか成り立ってます。

水口さんのブログを読んで、家族への感謝とそのかわりではないけど、とくし丸で買物が不自由な方々へ出来る限りの事をやろうと、更に思いました。

浅井さん、心のこもったコメントありがとうございます。
そうですか…。
浅井さんも大変な思いをされてきたんですね。
準備って、するべきだと思いながら、日々の生活が優先で、
なかなか備えることができないのに、浅井さんは凄いなと思います。
それは、責任感の強さですよね。
私は、パートの時には、これほど責任を強く感じて仕事していなかったと思います。
自分の代わりは誰にでもできる仕事はしたくない!と、いう気持ちでしていたつもりですが、
休んでも辞めても、誰かがなんとかしてくれていました。
そこに、甘えもあったと思います。
今は、本当に自分しかいない!
そう思うから、体調も崩したことなくやってこれました。
ただ、何が起こるかわからない…。
いつも、そう思って備えておかなければ…。と、また強く思いました。
自分しかいない!そう思ってはいても、やっぱり誰かに頼り、
誰かに助けられていることも、痛感します。
これから、お互い、たくさんのアクシデントがあると思いますが、
無理せず、そして周りの方に感謝を忘れずにいきたいですね。
私も、とても参考になりました。
これからも、色々教えてください。
ありがとうございます。

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