私には、自慢のお客様がたぁ〜くさんいるのですが、
その中でも、飛び抜けてユーモアのある方がおられます。
御年９７歳。
何度かこのブログでも紹介させて頂いていますが、
俳句をされたり、日記を何十年も書き続けたり、
お庭のお花もいつも絶えず咲かせておられる
とても人間的に尊敬でき、刺激を頂いている男性です。
おひとり暮らしですが、
ご自身で食事も作っておられます。
ある日のお昼のお味噌汁です。
「めっちゃ美味しそう！
もしかして、このじゃこも食べなるん？」
「私はね、どうしてもこいつを捨てる気には
なれんのだ。ずっと、食べとる。」
「やっぱり…。これが、健康で長生きの秘訣ですね！」
こうして、食べるものにも気をつけて、
こだわりをもっておられます。
できるようで、なかなか出来ないことです。
頭がさがります。
こういう訳で
いつも、冷蔵庫の在庫を事前にチェックし、
メモをしっかり書いて
買い漏れのないようにしておられます。
ある日、私の車が急に動かなくなり、しばらく販売できなくなりました。
皆さんに、電話で連絡をするのですが、
その方は非常にお耳が遠く、そのことを伝えようとするのですが、
「ちょっと、何いうとるかわからんわ。
すみません。」と、電話を切られてしまいました。
あちゃ〜どうしよう…。
そこで、同じ場所で買い物をされる向かいの家の方に
伝えて頂くようにお願いしていました。
そうして、伝わっているものだと思って、
次の販売に伺った時のメモを見て、崩れてしまいました。
故障して、行けない日の日付の横に
「石の上に７０分ふられた日（誰だ！）かわいそう」
えええええええええぇ〜〜〜〜〜〜！！
いつもは、こたつで寝ておられるので
「こんにちは〜〜〜〜〜〜！！」と、大声で起こしに行くのですが、
天気のいい日はまれに、家の前の石の上に座って、
とくし丸を待ってくれてる時があるんです。
そうだ！
あの日は、いい天気だった！
ってか、伝言は聞いてなかったの？！
ええええええええ〜〜〜〜！！
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
そんな、私が慌てふためく様子を
ニコニコ面白そうに笑ってる…
怒られても仕方ないのに、
ニコニコ許してくださいました。
そのメモには
２葱 ３油揚 ４南瓜 ５天麩羅 ６缶詰 が復活しています。
これは、前回なら在庫ありで断ろうと思っていたけど、
今回はなくなったから、注文が復活したんだそうです。
申し訳ないのは、本当に申し訳ないんですが、
嬉しそうに説明してくれるYさんのユーモアに救われました。
精算終わって、
「じゃあ、後でまた荷物持って行きますね！」と、いうと
真面目な顔で
「あっ、肝心な事を言うのを忘れていた。」と、言われるので
「ん？なに？」と、こちらも真面目に聞くと
「さいなら！」と、またにこ〜っと、満面の笑み。
「もぉ〜 何かと思ったぁ〜 笑」
とにかく、頭の回転が早く、ユーモアたっぷりの９７歳。
まだまだ、私をいっぱいいっぱい笑わせてください！
私の自慢のお客様♪
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