ひょんな事から知った本
「シルバー川柳 ・ 誕生日 ロウソクふいて たちくらみ」
プッと笑って、ホッとする川柳がたくさん載っていたので
少し紹介してみたいと思います。
紙とペン 探してる間に 句を忘れ
改札を 通れずよく見りゃ 診察券
起きたけど 寝るまでとくに 用もなし
目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ
指一本 スマホとオレを つかう妻
万歩計 半分以上 探しもの
少ないが 満額払う 散髪代
目には蚊を 耳には蝉を 飼っている
飲み代が 酒から薬に かわる年
中身より 字の大きさで 選ぶ本
入場料 顔見て即座に 割り引かれ
デジカメは どんな亀かと 祖母が訊く
恋かなと 思っていたら 不整脈
手をつなぐ 昔はデート 今介護
「こないだ」と 五十年前の 話する
なぁお前 はいてるパンツ 俺のだが
自虐ネタと思われるもの満載です
きっと、両親くらいの年代の方の作品なのでしょうが、
ただ、老いを我慢して受け入れるのではなく、
ユーモアをもって一蹴している感じが気持ちいいなって思います
まぁ、他人事ではなく自分も近い将来のことなんですが…。
読んでもらって嬉しいなぁ～
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