今年は創業100周年・・・島田紳助の復帰は9割以上が反対「吉本興業研究」

暴力団関係者との親密な交際を理由に昨年8月、芸能界を引退した吉本興業の元タレント、島田紳助さん(55)について、同社の大崎洋社長は年明け早々の1月4日「創業100周年プロジェクト発表会見」で、紳助さんの復帰を希望する考えを明らかにし物議を醸しました。

大崎社長は挨拶の中で「私たちは(島田)紳助君の才能を惜しみます。願わくば、社会、ファン、マスコミの皆様のご理解をいただければ、いつの日か吉本興業に戻ってきてもらえるものと全社員、全タレントが信じています」などと話したが世間の反応は冷ややかで9割以上が今の段階での復帰は反対という結果に・・・。

産経新聞では「吉本興業研究」が連載されていて大変、興味深く読みました。

話題の連載「吉本興業研究」第1部「黒い影」編

(1)紳助引退の衝撃 「芸人もヤクザも根っこは同じ」
「親父にまで心配かけてしまって、ほんま情けないわ…」
昨年10月20日、島田紳助の父、民雄さんが静かに息を引き取った。享年87。老衰だった。

芸能界の引退からわずか2カ月後の父の訃報に、紳助は酷くうな垂れていたらしい。
「心労も重なっていたと聞いています」と親族の一人は振り返る。

病床にありながらも、息子の行く末を案じていたという父。
京都市内で営まれた葬儀は、近親者だけで執り行われ、タレント時代の仲間にも父の死は伝えられてはいなかったが、吉本興業社長ただ一人参列したらしい。

(2)ヤクザも手を出せず…消された社史 「若ぼん」と「3代目」の蜜月
平成4年8月に発刊された吉本興業の社史「吉本八十年の歩み」には、編纂(へんさん)段階で意図的に消された歴史があった。

吉本の「中興の祖」として知られ、3年4月、92歳で他界した元会長、林正之助にまつわる1つの事件。
それは吉本社内では“タブー”とされた暗い過去でもあった。

昭和43年1月、正之助は経営不振に陥った兵庫県西宮市のレコード会社「マーキュリーレコード」の乗っ取りを画策。
山口組の威を借り、レコード会社社長らを脅したとして、恐喝容疑で兵庫県警に逮捕された。

「わしが親分に電話したら、山口組の兵隊を300人は呼べるんや。血の雨降らしたるぞ」
この事件で正之助が言い放ったとされる脅し文句は、当時の吉本と山口組がいかに深い関係にあったかを如実に示す。

吉本の企業体質を知る上で、決して無視できない事実だが、社史からこの事件が消された?

(3)お家騒動 「中興の祖」死、創業家のプライド…確執増幅
(4)上場廃止 「興行とヤクザ」にピリオドなるか
「非上場化で新しい吉本が生まれる」

平成21年9月11日、東京、大阪両証券取引所1部上場の吉本興業が計画する株式の非上場化をめぐり、元ソニー会長、出井伸之(74)が代表を務める投資会社「クオンタム・エンターテイメント」による株式公開買い付け(TOB)が実施されました。

財界の「大物」が旗振り役となったTOBに応じた吉本。
株式上場からちょうど60年という節目の年に、上場廃止を前提にしたTOBに賛同した狙いは何だったのか?

吉本興業取締役は「上場している限り、株主に迷惑がかからないように振る舞うのが最も大事なことになり、大胆なチャレンジができない。もし上場を維持していれば、ハゲタカファンドに買いたたかれて、ボロボロになっていたでしょうね」
ただ、TOBへの賛同という重大な決断に、経営陣と対立が続く創業家の「排除」という思惑はなかったのか?

「創業家排除のためだけに、天下の出井さんが動くと思いますか? でも、TOBを進めた結果、一部の株主の影響から逃れることができたのは確かです」
上場廃止前に掲げたフレーズは「吉本の近代化」その意味は、創業以来脈々と続く「興行とヤクザ」の関係にも、ピリオドを打つという意思表示だったのかもしれない。

「興行とヤクザ」という関係は、いわば公然の事実といったところがあり創業家との矍鑠や今年の創業100周年という節目を前に「吉本の近代化」に向けての株式の非上場化という事なんでしょうねぇ。
(5)創業家“御曹司”が激白 過去との決別…もがきながら

【吉本興業研究】第二部「笑いはビジネス」編(1)「紳助復帰」発言をカウスが語…
【吉本興業研究】第二部「笑いはビジネス」編(2)時代の「半歩先」を読む
【吉本興業研究】第二部「笑いはビジネス」編(3)ブランド高めた漫才ブーム
【吉本興業研究】検証編 「9割以上の反対当然」 花田紀凱さん
【吉本興業研究】検証編 難儀な会社 真意は? 増田晶文さん

『へぇ~ そうだったんだ』という事実が、いっぱいでした(驚)
写真をクリックすると大きく見れます。

過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

*****************************

笑いの経済学

「笑いの世界」を席巻した吉本興業、その現役常務が書き下ろす笑いの本質と企業戦略。
大阪という地域性の笑いと全国区の笑いとの間に差異はあるのか?
現代人にとって、笑いとは何か?
そして、笑いが及ぼす経済効果とは、果たしてどれほどのものなのか?
それらを考察しながら「緻密に考えられたいい加減さ」を著者は吉本の本質だと定義する。
その上で、次なる目標は「感動」をいかに人の心に呼び起こすかなのだと説く。
吉本興業の苦闘の歴史を辿りながら、新しい笑いの行き着く先を「感動産業」と規定する著者の、目からウロコな「経済論」

目次:第1章 大阪人の気質/ 第2章 吉本興業の経営と成り立ち/ 第3章 笑いは絶対儲かります/ 第4章 組織をどうするか/ 第5章 21世紀へのヴィジョン

「笑いの経済学」は下記の関連サイトから購入できます。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/poppy1386/63097444.html

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.

Comments are closed.