皆さんは「ソノシート」って覚えていますか?現代芸術社『オールマンガカード 12のカラーマンガストーリー』

ソノシートとは通常のレコードと異なり、極めて薄く、容易に曲げることができる程度に柔らかいため、雑誌の付録や、印刷された台紙などに透明な盤を貼り付けたメッセージカード等に利用された。
大きさはいわゆるEPサイズの17cm盤のものが多いが、8cm程度の小型盤も存在し、色は赤または青が多い。
なお、「ソノシート」は元々は朝日ソノラマの商標だった為、他のメーカーはフォノシート/シートレコード/サウンドシート/シートレコード/コロシート/ミュージックブックなどのと言い換えて販売していた。
そのため、普及期には発売するメーカーによって商品名が異なっていたが、現在ではソノシートという呼び名が一般的になっている。
日本の労働者の月収が約13,000~15,000円程度だった1950年代後半~60年代前半当時、シングル盤が約300円、25~30cmのLP盤が約1,500~3,000円と高価だった一般的なビニール盤レコードの代用として普及した。
音質はビニール盤に劣り、片面しかプレス出来なかったものの、EP並みの価格で長時間再生が可能、また大量生産出来る事から、LP盤に手を出せない客層を中心に数多く出回った。
後に音質も改善され、ステレオ盤や両面盤も見受けられる様になる。

テレビアニメ、特撮、漫画などを題材に、主題歌や物語のダイジェストまたは放送素材を収録した読み切り漫画・絵本ソノシート雑誌が数多く発売される様になり、低価格な事から1960年代当時の子供に幅広く受け入れられた。
CD+雑誌、DVD+雑誌、、オモチャ+駄菓子などなど、現在まで脈々と続くメディア・ミックスはすでにこの当時より行なわれていた訳でありました。

ソノシートは、学年誌の付録として、手回し式蓄音機に近い仕組みのペーパークラフトのレコードプレーヤーとともに配布されていた。ソノシートの印刷面付近に穴がありそこに付属の棒を差し込み手回しで再生させ針で溝を擦る時に発生する音で楽しむというものであった。

アニメソングや童話を収録したものは、朝日ソノラマだけで少なくとも1136作品が確認されている。

アイドルのブロマイドに、アイドルの会話を収録したソノシートが添付された「ウイスパーカード」というものも1970年代には流通した。

レコード自体が衰退していく中、ソノシートの需要も急減し、2005年(平成17年)に日本国内での生産を終了した。
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私の子供時代は、ドンピシャのソノシート世代で数々のソノシートを買っていましたが現代芸術社『オールマンガカード 12のカラーマンガストーリー』を最後に卒業しました。
サイズ:B6変型
幅180mm ×高さ180mm ×奥行11mm / 270g

12タイトルをひとつのパッケージに収めるのは版権などの問題で大変だったろうと思います。

完品揃いです。
パッケージ箱の表面に値札を剥した?様な、小さい痛みあり経年による多少の痛みはあります。

ソノシート1枚付属で両面に曲が入っています。

12タイトルのマンガカード(24枚)付属(折れ、汚れ、破れなくかなり綺麗です)


影丸すごろく付属(折れ目線に沿って小痛みあり、組み立て式サイコロ未使用)
肝心のソノシート自体は2回程、聞いた事があるだけですので、この手の商品の割には盤も綺麗です。

ソノシートは比較的手頃な価格で買える物が多いのですが、この現代芸術社『オールマンガカード 12のカラーマンガストーリー』は、別格で程度によりますが5万円前後で取引されています。

https://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/15832892.html

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『懐かしのソノシート世界』と『日本懐かしソノシート大全』です。

あのテーマソングが、ヒーローたちの勇姿が、プレイバック!!
楽しいイラスト&ストーリーのブックレット。
シートには主題歌や連動ドラマ。
その絶妙なハイブリッド感こそが、「ソノシート」の魅力だった。
昭和の名作アニメ・特撮のソノシート大集合!!

色とりどりの薄いレコード盤と、絵本やコミックのような豪華冊子。
それはまさに、奇跡のカップリングだった……
「ソノシート」の最大の魅力は、圧倒的な情報量の多さ。
視覚と聴覚の両方で、さらに相乗効果で楽しむことができた。
あの頃ぼくらは、日々ワクワクしながらページをめくり、
そして、シートから流れる音に夢中で聴き入ったものだ。

【主な内容】
◎特集 ふろくになったソノシート
学年誌のふろくプレーヤー/プレーヤーを作ってソノシートをきこう
プレーヤーいろいろ!!/ふろくソノシートいろいろ

◎伝説になったソノシート
・伝説1『鉄腕アトム』
アニメソノシート誕生!! 原点にしてメガヒットを遂げた名作
・伝説2『鉄人28号』
「グリコ」コールがなくても、鉄人はぼくらの憧れだった!
・伝説3『オバQ音頭』
日本中がソノシートを聴いて「QQQのQ! 」と踊りまくった!!
・伝説4『ウルトラQ』
怪獣同士の「夢の対決」が、ぼくらのイマジネーションを刺激した!
・伝説5『怪獣大図鑑』
通常のブックレットを上回るボリュームで、
「怪獣図鑑」は少年たちの宝物になった!

◎SFアニメ
『スーパージェッター』『宇宙少年ソラン』『サイボーグ009』
『黄金バット』『デビルマン』『科学忍者隊ガッチャマン』『マジンガーZ』
『バビル2世』『宇宙戦艦ヤマト』『鋼鉄ジーグ』

◎特撮・ヒーロー
『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』
『ウルトラマンA』『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』
『ミラーマン』『マグマ大使』『仮面の忍者赤影』『キャプテンウルトラ』
『ジャイアントロボ』『宇宙猿人ゴリ 対 スペクトルマン』
『仮面ライダー』『シルバー仮面』『超人バロム・1』『快傑ライオン丸』
『トリプルファイター』『ジャンボーグA』『人造人間キカイダー』
『がんばれ!! ロボコン』『秘密戦隊ゴレンジャー』

◎怪奇・妖怪
『ゲゲゲの鬼太郎』『怪奇大作戦』『妖怪人間ベム』

◎海外SF
『サンダーバード』『キャプテンスカーレット』『謎の円盤UFO』

◎アクション
『マッハGoGoGo』『スカイヤーズ5』『サスケ』『ワイルド7』

◎スポ根
『巨人の星』『タイガーマスク』『あしたのジョー』『アタックNo.1』
『ドカベン』

◎ギャグ・コメディ
『天才バカボン』『おそ松くん』『もーれつア太郎』
『ひょっこりひょうたん島』『パーマン』『ハクション大魔王』
『タイムボカン』『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』

◎ヒロイン
『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』『リボンの騎士』
『キューティーハニー』

◎感動・名作
『昆虫物語 みなしごハッチ』『ジャングル大帝』『アルプスの少女ハイジ』

◎コラム
・ノベルティのソノシート1
・ソノシートの広告
・ノベルティのソノシート2
・『ターザン』あれこれ
・豪華! ピクチャー盤
・音頭ブーム到来!!
・子ども向け番組のソノシート

◎インタビュー
子ども向けソノシートブームを牽引した伝説の編集者!!
橋本一郎さん

◎鼎談
少年だったぼくらにとって、ソノシートは最強のメディアだった
音楽ライター 腹巻猫さん×ライター 早川優さん×著者 水落隆行

◎子供向けソノシートの歴史

◎朝日ソノラマ ソノシート 刊行タイトルリスト

【著者】
水落隆行
日本一の漫画ソノシート収集家。
昭和の文化として音盤アイテムを研究する『レコード探偵団』を主宰。
ソノシートに関する資料提供、解説記事や監修などに多く携わる。

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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