ブリキ玩具も様々な切り口でカテゴリーを分類する事ができるけれど、調子物と呼ばれるゼンマイ玩具で、数々の傑作を生み出し”神の手を持つ”と言われた天才ブリキ玩具職人の串田恭男氏の作りだした数々の作品の中でもトップクラスの出来に位置する「ミスターダンディ」を以前、紹介しました。
天才ブリキ玩具職人・串田恭男さんの傑作TOY!”Mr.DANDY”
http://blogs.yahoo.co.jp/poppy1386/62647535.html
ネジを巻くと右手で帽子を上げ下げしながら目玉が上下に動きます。
足の下からピンが交互に出る事により愛嬌をふりまきながら前進するのですが、この時、靴のつま先を交互に跳ね上げてスキップ。
これって大変、芸が細かく実際に動かすとホントに面白い動きなんですよ。
これだけ複雑な動きをゼンマイひとつで実現させる表現力と製造技術に驚きます。
でも面白いのは動きだけじゃなくて、このデザインだって味があって最高です。
”Mr.ダンディ”と名乗るだけあって、真っ赤な帽子にステッキ,胸には薔薇と紳士のお洒落アイテムを身につけている。
オッドベストは黄色地に赤の格子模様、そして赤のサスペンダーとかなり派手に決めちゃっています。
ウィングチップとツートンのサドルシューズを足して2で割った様な足元もバッチリと決まっていますね。
串田氏の作品らしくとても凝った動きをする玩具で、私の大のお気に入りなのですが残念な事に箱がありませんでした。
しかし今回、やっと”Mr.ダンディ”の箱が手に入りました。
製造時期により微妙な違いが・・・
左手に持っているステッキは針金製のモノもあるらしいけど、今回手に入れたのはプラスチック製で、以前から持っていたゴム製のバージョンとは一味違います。
製造時からの微細な小傷などはあるものの、錆などのダメージはなく時代を考えると保存状態は大変良好です。
「決定版 ブリキのおもちゃ大博物館」という本の123ページに「あいさつおじさん」として載っていますが、1930年代製との説明は、間違いで正しくは1950代製です。
Mr.ダンディはオモチャとして秀逸の出来映えです。
本体高さ15.5センチ。
左側(箱はなし)は36000円で販売可能です(送料240円)
売り切れたらご免なさい。
髪の毛とちょびヒゲもオリジナルでしっかり残っています。
髪の毛がなくなり「スキンヘッド」が多いです。
流通量も、とても少なくレアでマニア受けのする逸品です。
写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。
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決定版 ブリキのおもちゃ大博物館
世界に数台しかないといわれるまぼろしの名車モデル「ヒットラーの専用モデルカー」からミッキー、ポパイなどの人気キャラクター、「酔っぱらいサム」や「クマのスケータートリオ」など、ユニークな逸品・珍品までTin Toyの傑作430点を一挙大公開。
『ブリキのおもちゃ大博物館』は下記の関連サイトから購入できます。
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http://blogs.yahoo.co.jp/poppy1386/62801759.html