伊藤若冲が蘇ってブリキのオモチャを作ったら・・・ OCCUPIED JAPANの孔雀

今年は、江戸時代に活躍した画家、伊藤若冲(いとう じゃくちゅう・1716年3月1日~1800年10月27日没)の生誕300年に当り、各地で大規模な絵画展イベントが開かれて若い人達にもブームとなっています。
それまでの日本画壇に無かった斬新な技法を多様し、写実と想像を融合させ、 動物や植物をカラフルにリアルに写生し、さまざまな色彩と形態で多く華麗な作品を遺しました。
若冲の写実の画法は、19世紀末に誕生した西洋・新印象派の技法を200年も早く実践し、現代のデジタルアーツにも通じ、写実でありながらも幻想的な雰囲気を醸し出す作風は、新印象派よりももっと後の「シュルレアリスム」の画風との類似性も指摘されています。
近年、日本でも再評価され、最近は海外でも多くの国や地域で、非常に高い評価を受けています。
代表作の「群鶏図」です。

そんな伊藤若冲が現代に蘇りブリキのオモチャを作ったら・・・
ブリキのオモチャの魅力は?と問われて『動きの面白さ』と共に忘れてはならない要素に『プリントの美しさ』があります。

以前、ご紹介した「ブリキ製の孔雀・クジャク・PEACOOK」は『動きの面白さ』と『プリントの美しさ』両方の魅力を兼ね備えた最高の逸品です。

ブリキ玩具のプリントの美しさNo.1「ブリキ製の孔雀・クジャク・PEACOOK」

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/14058321.html

何と言っても特筆すべきプリントの美しさたるや美術館級です。
金彩が施された細かくも美しいプリントには思わず眼を奪われます。
伊藤若冲を彷彿とさせます。
数あるブリキ玩具のプリントの美しさNo.1をあげるとすれば、私は迷わずこの孔雀の玩具をお薦めします。
気品すら感じさせ色彩の美しさを代表する逸品と言えるでしょう。

ところが今回、1940年代オキュパイド ジャパン時代の プリント違いを発見し入手する事が出来ました。
このタイプは初めて目にする珍品タイプでモノがモノだけに私にとっては高額で、ちょっと手が出ない・・・ところが、当日限り有効のクジ引きで4等に当選し20%引きになる・・・
20%引きになるならと「清水の舞台」からエ~イと飛び降りる!
いったい今年は何回「清水の舞台」から飛び降りた事でしょう(笑)
数々のタイミングがあっての、一期一会ですね~♪
ちょっと早い自分へのご褒美「クリスマスプレゼント」です。

昨日、届きました♪
やっぱり買って良かった~♪
歩行も羽根の開閉も、とてもスムーズです。
オールブリキ製の鮮やかでレトロな色彩が美しい。
経年による小傷はありますが欠品なく、動きも良好でよいコンディションです。
高さ14.5センチ×長さ17センチ×幅13.7センチ。

今回も見比べますと相違点が多数発見でき驚きました。
一番の違いは全体の美しいプリントです。
どちらも甲乙つけがたいですが、もはやオモチャの域を超えて芸術品です。
今までのプリントの品は5~6回見掛けた事がありますが、今回のプリントは初めて見る非常に珍しいタイプです。
メーカーは数々の名品を世に送り出したアルプス製だと思われますが、今回は何処にもメーカー表示がなく「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の表記のみあります。

倒れない様に支える尾っぽの付け根から出ているバーが、今までの物と比べると明らかに細くシャープな印象です。
足のパーツは今までの2点は、ゴム系でしたが、こちらはブリキ製です。

またひとつ、新しい発見があった一年でした。

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/14711701.html

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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