日置ッズの地域学習が本に『里山で木を織る~藤布がおしえてくれた宝物~』

『里山で木を織る~藤布がおしえてくれた宝物~』(汐文社)出版記念に関わって

私の次女が二年前の小学六年生だった頃に、地域学習で古代布「藤織り」を学んだ時の体験が、この度、本になり著者である川北亮司さんと発行を祝う催しが昨日、行われました。
著者である川北亮司氏より、サイン入りの本を個別に頂きました。

日置ッズ(宮津市立日置小学校の子供達)は、5~6年生の二年間、地域学習で、米作りをはじめ、藤織り、紙漉きなど地域に伝わる特色ある伝承のことなどを教わります。

その子供達の里山学習が児童文学作家・川北亮司氏により『里山で木を織る~藤布がおしえてくれた宝物~』というタイトルで、児童書大手の汐文社から発行されることになりました。
作中の子供達の名前は実名ではなく、仮名になっています(大人は全て実名表記)


里山で木を織る 藤布がおしえてくれた宝物
川北亮司 (著), 山田花菜 (イラスト)
単行本: 136ページ
出版社: 汐文社 (2016/10/28初版)
定価:本体1400円+税
アマゾンでは、早くもプレミア価格3000円になっていました?

川北亮司氏は、日本児童文学者協会会員で理事代表の要職を務められた作家で、「マリア探偵社」シリーズなど著書多数。

藤布で実際に作った栞です。

舞台は京都府宮津市世屋地区。
私の住む日置からは直線距離で5~6キロ程しか離れていないのですが、日置は海抜数メートルなのに対し、同じ校区でありながら、世屋は380mもあり、この標高差が気候に大きく影響致します。
冬になると深い雪に覆われるこの里山には、藤の蔓から布を織る「藤織り」という伝統的な技法があります。
でも固い藤の木を、どうやって布に変えるのでしょうか?
厳しい自然環境の中で、人と人とが支え合い、編み出した尊い伝統技術とは、一体どんなものなのか。
この土地を数十年にわたり取材した児童文学作家・川北亮司氏が、子どもたちの目線を交えて描く渾身のノンフィクションです。

地方再生が問われる今日、その「地方」に受け継がれた里山文化を継承しようとする教育が、過疎の地方から更に広く全国に発信される様に願います。
11月17日の毎日新聞・朝刊・地域ニュースに記事が掲載されました。

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/14607715.html

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過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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