鑑定額が高額なのは何故?「KO-KO SANDWICH MAN」❝動き❞に納得!

恐怖のピエロの出没に注意

このところ世界各地で、不気味なピエロの格好で人を脅かすという悪質ないたずらが多発しているようだ。
この悪戯の発端はアメリカで流行し、その後イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、オランダなど、世界中を巻き込んでの騒ぎとなっている。
多くは伝統的なピエロではなく、ホラー映画に登場しそうな恐怖感を与える格好で「人殺しピエロ」「クリーピー(ぞっとする)ピエロ」などと呼ばれて目撃情報は全米へ拡散し英国など欧州にも広がった。

https://www.youtube.com/watch?v=wJzynwHLQAo

そんな恐怖のピエロではなく、楽しい『ピエロのサンドイッチマン』をご紹介します。
サーカスの華として、客席を笑いの渦に包み込む人気者「ピエロ」は、人々に幸福や喜び、笑いをもたらすキャラクターとして、世界中で愛され続けています。
そんな哀愁に満ちた『ピエロ』は、アンティークおもちゃコレクターの間でも非常に人気のあるジャンルです。

1960年代に作られた老舗の玩具メーカー・T.Nマークでお馴染みの野村トーイ製ブリキのおもちゃ「KO-KO SANDWICH MAN」ピエロのサンドイッチマンです。
当時、日本で製造され主に海外に輸出されたものです。
首から下げている紙のプラカードには「ジョーの店で美味しいステーキ・ハンバーグを食べて!」と書かれ、レストランの広告塔としてお客様をお出迎えしています。

北原さんの本にも載っていますが正直、ビジュアル的には今ひとつで手が痛み、洋服は色褪せていますが鑑定額は45000円と結構高額?・・・何故?
しかし、ブリキのオモチャの魅力のひとつである❝動き❞を見て大いに納得!

ゼンマイを巻くと・・・
①身長を伸ばしたり、縮めたりします(伸びた状態と縮んだ状態では15mm程の差があります)
②右手に持った赤い帽子を被ったり、脱いだりします。
③おねだりする犬の尻尾の様に、鼻をピコピコと左右に動かす。
④左手に持ったステッキを上下させます。

楽しい動きがご覧になれます。

https://www.youtube.com/watch?v=JwbQqb_6tug

ゼンマイ一つで、これだけの動きを表現する事に驚きです。
ネジ巻きキーは本体固定式です。
両足のブリキ部分には、野村トーイのロゴとMADE IN JAPANの文字がプリントされています。

この品は、製造から50年以上経っていますので、フェルト製の洋服が色褪せ、肩から掛けたプラカードの破れ紛失、両手のゴムが経年変化によりヒビ割れて劣化している事が多いのですが、本品は目立った損傷はなく比較的美品と言えるでしょう。
洋服にも目立つ汚れや破れはありません。
顔はソフトビニール製で破損はなく鼻もしっかりとしています。

・本体サイズ:全長20cm×幅10㎝×奥行き5cm
・材質:ソフトビニール(顔)、ブリキ(体)、フェルト(洋服)
・製造:野村トーイ/MADE IN JAPAN
・仕様:ゼンマイ式

オリジナルボックスの上蓋側に一部破れがありますが、時代を考えると概ね良好で資料としても貴重な、いわゆる「箱付き」です。
箱サイズは高さ20cm×幅7.5cm×奥行7.5cm程です。

以前に紹介しました「HAPPY CLOWN・ハッピークラウン」とも、製造メーカーは違うのに、帽子や、ステッキ、手首などは共通の部品が使われています。

ピエロのオモチャ「HAPPY CLOWN・ハッピークラウン」はレア度高し

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/12214711.html

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/14604913.html

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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