駄菓子屋は子供達の社交場でした・・・ドッキリ駄玩具の代表格「マジックナイフ」

私が小学生だった 昭和30年代は、まだ裕福でない家庭も多く高価なブリキ玩具を買ってもらえたのはクラスでもほんの数人だった?と記憶しています。
学校が終わると10円玉をギュッと握りしめて競うように駄菓子屋に駆け込みました。
そこには駄玩具がいっぱい詰まった色鮮やかに印刷された紙箱が所狭しと並んでいて、子供にとっては正にパラダイス・お宝天国でした。

5円~数十円のチープな駄玩具や安っぽい玩具ばかりでしたが、 小さな硬貨ひとつで大きな夢をひとつ買えました。

クジ引きは、運良く1等を引けば高級品が手に入るといった射幸心あおられ人生感を学びました。
こういったクジ引き系のものも多くあって、どれを引くか・・・人生左右するかのごとき迷いと緊張で、握りしめた硬貨は生暖かくなり手の平には硬貨と汗の臭いがしっかりと付いてちゃいましたっけ。

一般的だった駄玩具には、マジックノート・ベーゴマ・カードけむり・面子・ビー玉・おはじき・ビニール風船・紙風船・竹とんぼ・スーパーボール・5円ブロマイド・グライダー・日光写真・ブリキの火薬鉄砲・紙製着せ替え・ぬりえ・・・などがありました。

今回は、そんな懐かしの駄玩具の中で、ドッキリ玩具と言えるマジックナイフ(魔法刀)を、ご紹介します。

マジックナイフは刃の部分にバネが仕掛けてあって、刺すと刃が引っ込むようになっています。
「死ね~! 」とか、「ブスッ」等と言って相手に突き刺すと、刺された方は「うっ! 」と、うめき声をあげるリアクションをするのがお約束でした。

結構古そうなブリキ製のマジックナイフ、これって案外お宝じゃね?
ゴリラから美女を救うターザンが描かれており、JAPANの表記が有ります。
ナイフ型で、刺すと刃の部分が引っ込むお馴染みの懐かしいオモチャです。
今でもバネも元気に生きています。
長さは大が約18.5㎝、 小は3本あり、どれも 約14㎝ です。

握り手部分にゴリラから美女を救うターザンが描かれてますが、4本をよ~く見比べますと4本共、明らかに絵のタッチが違います。
どうして、わざわざ絵柄を書き直す必要があったのでしょうか?・・・謎です?
単純に版下を紛失して書き直したのでしょうか?
それとも何か訳があるのでしょうか?
おもちゃコレクションをしていると時々、大人の目線で見ると???な現象があります。
この辺の事情をご存じの方が居られましたら情報求む!

夢がいっぱい詰まっている「小さな駄菓子屋さん博物館」は昭和30年代にタイムスリップできます

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/7662074.html

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/14554650.html

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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