ブリキ玩具のプリントの美しさNo.1「ブリキ製の孔雀・クジャク・PEACOOK」

ブリキのオモチャの魅力は?と問われて『動きの面白さ』と共に忘れてはならない要素に『プリントの美しさ』があります。

今回、ご紹介する「ブリキ製の孔雀・クジャク・PEACOOK」は『動きの面白さ』と『プリントの美しさ』両方の魅力を兼ね備えた最高の逸品です。

特に何と言っても特筆すべきプリントの美しさたるや美術館級です。
金彩が施された細かくも美しいプリントには思わず眼を奪われます。
数あるブリキ玩具のプリントの美しさNo.1をあげるとすれば、私は迷わずこの孔雀の玩具をお薦めします。
気品すら感じさせ色彩の美しさを代表する逸品と言えるでしょう。
38年間のコレクション人生で、これ以上美しいプリント物を私は知りません。

ゼンマイ巻き上げキーの形状、金彩などから右は戦前1930年代、左は1950年代の製造と思われます。
メーカーは数々の名品を世に送り出したアルプス製です。
底部・尾っぽの付け根にアルプスのマークがあります。
ゼンマイにて尾羽を左右に開いたり閉じたり、更に上げたり下げたりしなずら歩きます。
2011年に入手した時に、いい大人が夢中になって遊んでいたら中でゼンマイ機構部が外れてしまい不動となってしまいました。
しかし意匠の美しさ故、飾って楽しむには申し分のない芸術品です。
高さ14.5センチ×長さ17センチ×幅13.7センチ。
重さ100g。

そこで、何時かは再度、完動品を手に入れたいと思い続けやっと夢が叶いました。
但し、残念な事に硬質ラバー製の足が根元から千切れていました。

https://www.youtube.com/watch?v=h7hKRRYyeXs&feature=youtu.be


そこで、先に手に入れた不動品の『オリジナル足部分』を取り外して付け替えました。
更に、このオリジナルの足の型を取って複製の『足部分』を作成しました。
違和感ない程度に修復出来たと自負しております。

今回、2点をよ~く見比べますと相違点が多数発見でき驚きました。
①メーカー(Wネーム)アルプス+富山玩具(トミーの全身)
 メーカー(Wネーム)アルプス+E.T.Co.のマークがあります。

②全体のプリントがよく見ると全く別物です。
 目の周りの赤い縁取りのあるなし、鶏冠、プリントの色、模様違い。


③尾っぽの下側左右の羽の大きさが違い、取り付けヒンジの形状違い。


➃作り付けゼンマイ巻き上げキーの形状違い、穴の切込み形状違い。

どちらも金彩が施された極彩色のプリントも色鮮やかに残る名品です。
価格応談にて販売可。

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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