姿を消していた絵本『ちびくろサンボ』復刊されて大人気・・・こんなお面も!

恐らく40歳以上の方なら、誰もが一度は読んだ事のある絵本『ちびくろさんぼ』

『ちびくろさんぼ』は、19世紀末、軍医であった夫とインドに滞在していたスコットランド人 ヘレン・バンナーマンが、自分の子供達のために書いた手作り絵本に始まり、1899年に英国で初刊行されました。

日本でも1953年(昭和28年)に岩波書店版が登場して以来、人気の高い絵本として、多くの出版社から色んな形で出版されていました。

私も、子供の頃のお気に入り絵本で何度も、何度も読んでいました・・・

けれど黒人差別的だとの抗議があり1988年、事実上全ての出版社がこの絵本の出版を自主的に取りやめてしまう事となりました。

岩波はこの本を絶版にし、他の出版社もこれに追随、以降、『ちびくろサンボ』は書店の店頭や図書館の書架から完全に姿を消してしまいます。
しかし、2005年6月に著作権の切れた岩波版を瑞雲舎が復刊、なんと5ケ月で15万部を売るベストセラーになったそうです。

なぜ、この本の出版に対して、これほど強い圧力がかかり、当時の出版社が一斉に販売を取り止める程になったのでしょうか?
同じ頃に、同様の理由からカルピスの黒人がストローで飲んでいる絵柄や、玩具メーカーのタカラ(現タカラトミー)のダッコちゃんマークも黒人蔑視の風潮から、長年親しまれた市場から消えてしまいました。

『ちびくろサンボ』(英: The Story of Little Black Sambo)は、世界的に広く読まれている童話、絵本。
もとは軍医であった夫とインドに滞在していたスコットランド人、ヘレン・バンナーマン(ヘレン・バナマン)が、自分の子供たちのために書いた手作りの絵本であった。
のちに公刊され、多くの海賊版によって広く流布した。

著作権の混乱から、アメリカ合衆国ではいわゆる海賊版が横行した。
改変された箇所も多く、特に絵は原作と違うものが使われることが多かった。
その多くは主人公をインドの少年から、アメリカに住むアフリカ系黒人の少年に置き換えたものであった。
この事が、後に人種差別問題と深く関わってくることになる。

日本では1988年(昭和63年)に、一斉に絶版問題が起こり、岩波書店版を含め、事実上全ての出版社のものが自主的に絶版となり書店から回収された。
一部では「発売禁止」措置が取られたかのように誤解されているが、あくまで出版社による自主的な市場からの撤退であり、決して発売禁止になった訳ではない。
日本では言論出版の自由が日本国憲法に明記されており、地方裁判所の事前抑制として、出版差し止めの仮執行を行うことが理論的には可能なこと(それとて、差し止めが認容されることはまずないが)を除いて、民間、日本国政府が「発売禁止」を行うことはできない。

そんな大変珍しい『ちびくろサンボ』のお面です。
材質、大きさ、造形などを総合的に判断して昭和30年代の品と推測できます。
こんなお面も作られる程『ちびくろサンボ』は当時、大人気だったんですねぇ。
今では、とても発売出来そうもない黒人のお面です。
ゴム紐の劣化などの経年感はありますがデッドストック品未使用です。
価格応談にて販売可。

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

**************************************

ちびくろ・さんぼ3巻セット ハードカバー

これが本当の『ちびくろさんぼ』
日本で初めての発売です。
おかあさんが子どものために作った手作り絵本から生まれた名作。

昔あるところに「ちびくろさんぼ」という男の子がおりました。
お父さんとお母さんに素敵な服や傘をもらって、大喜びで出かけると、次々とトラが現れて、それらを取り上げてしまい…。
名作絵本の著者自身による挿画で紹介。

『ちびくろ・さんぼ3巻セット』は下記の関連サイトから購入できます。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/13289259.html

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.

Comments are closed.