左手首から先は切断・頭はバックリ割れて緊急大手術・・・過激なタイトルですがオモチャ「ニュースボーイ」の事です。
日光玩具が製作し米国へ輸出したオキュパイドジャパン時代のブリキの玩具です。
製作年は戦争に負け、占領下の1946年~1952年の間に作られました。
第二次世界大戦後、オキュバイド(占領下)と呼ばれる時代の代表的な玩具です。
アメリカ版の新聞少年で「号外!号外!」と手に持った鈴を鳴らし首を振りながら動きます。
町の雑踏の中で号外を配る少年がモチーフになっています。
アメリカ国旗をモチーフにした服を身につけてベルを鳴らしながら笑顔を振りまきます。
体はブリキ製で顔はセルロイド。
顔がブリキ製のタイプも作られ、こちらのタイプは復刻版が出ていますがセルロイドの顔のタイプは復刻版は出ていません。
米国人の前オーナーによると落としてしまったそうで、見るも無残で可哀そうな状態でした。
左手首から先は手に持っていた看板ごと欠品。
セルロイド製の頭はバックリ割れて大きく欠落しています。
しかし、幸いな事に割れているのはハンチング帽のみで顔は問題なく艶もあり錆もなく、底のフェルトも残り、とても綺麗です。
ゼンマイを巻くと、ちゃんと今でも体を動かして作動します。
難点以外は70年も昔の物とは思えない位、とても綺麗です。
これなら、何とか直せるのではないかと購入する事に・・・
故に品代1000円+送料250円=合計1250円と超々格安で購入出来ました。
まず僅か1~2mmで辛うじて繋がっている頭がこれ以上割れない様に、表からセロテープで仮止めします。
先日、購入したグルーガンで内側から割れた部分を完全に接着します。
頭の中に紙粘土を詰めて、周りのアウトラインに沿って形状を作ります。
先日、100円ショップで閉店セール半額54円で買った紙粘土が役に立ちました。
乾燥させてから色を塗ります。
なかなかピッタリの赤色が出ず何度か塗り直していると紙粘土の表面がスキー場のゲレンデの様に塗れば塗るほど凸凹になってきます。
紙粘土が乾燥すると、今度は縮んで隙間が出るし難し~い。
塗装面の艶を出す為に、ニスを塗るが、代用品で木工ボンドを使用。
乳白色をしていますが乾くと透明になりますので大丈夫です。
伸ばさずに、そのままパテを兼ねて厚めに塗ります。
透明になって充分に乾燥したら、目の細かいサンドペーパーで表面の凸凹を調整します。
最後に、木工ボンドを水で薄めて表面に塗り、艶出し保護膜とします。
写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。
*****************************************
送料無料
北原照久氏の人気作品のペーパークラフト★
紙で作る北原コレクション 01-02 2種セット
ブリキのおもちゃ博物館長の北原照久氏の数あるコレクションの中から1950年代につくられた人気作品をペーパークラフトで復元。
制作はユニークな動きが楽しめる「からくりペーパークラフト」を手がける坂啓典氏です。
製造国:日本 素材・材質:紙 セット内容:2種セット(01・スモーキングロボット/クリッパー、02・スペースパトロールカー/スペースドッグ)
「紙で作る北原コレクション」は下記の関連サイトから購入できます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/11650239.html