危ない危ない・・・皆さんも「ナイジェリア詐欺」に、ご用心

先日、とある高額品を購入したいと取り引きを求める連絡が来ました。
聞けば発送先はナイジェリア?

そこでナイジェリアに荷物を送ろうと送料を調べてたら、検索で「ナイジェリア詐欺」に関する書き込みが出るわ出るわ・・・

まず相手は、バンクオブアメリカや香港上海匯豊銀行(HSBC)に金を振り込んだので、これら銀行のサイトににも荷物追跡番号を入力すると、到着確認された後に金が出品者に支払われる、と云ってきます。
これらの銀行から発送されたように装ったメールを送ってきます。

もちろん、これらの銀行は実在しますが、そんなサービスは提供していません。

売主が信用して発送すると、ナイジェリアで郵便(EMS)やDHLにいる詐欺団メンバーが荷物を盗みます。

もちろん、売主にはお金は入金されません。
バンカメやHSBCに問い合わせても、「そんなサービスはありませんし、こちらでは全く分かりません」で終わりです。

つまり「荷物番号を連絡してくれれば日本円を入金します」ってメールが来て先に荷物を送ってしまうとほぼ間違い無く100%「代金は貰えないし、荷物は犯行グループに盗られて行方不明」になるらしい。

危ない危ない!典型的な「ナイジェリア詐欺」のパターンでした。
皆さんもご注意を・・・

ナイジェリアはアフリカ・中東の貿易のハブ(要衝)です。
ましてやタダで入手した商品ですから、叩き売っても儲けは出ます。
つまり、ナイジェリア国内に入ればどうにでもなるのです。

数年前日本のTVが女性を被害者にして取材を試みたらしい。
いざナイジェリアへ入ると取材クルーが身の危険を感じて取材を断念したそうです。
以前ある方がナイジェリア詐欺を執拗に追った事があり前途した送り先がコロコロ変わること、最終的にナイジェリア国内を指定されるそうです。
連絡先のメールを逆から辿ったらアメリカから北欧を経てドバイまでは行き着いたそうですが、それから先ナイジェリアまでは無理だったそうです。
ナイジェリアの歴史も大きく関係し古くはヨーロッパ列強の搾取や植民地化の歴史が同国で必然的に抵抗勢力が誕生しました。
その組織が闇の集団(詐欺集団)になることは決して難しくありません。
そして近年は石油の産出でアフリカの優等生となったのだが、その豊富なオイルマネーは政治の腐敗を生み出し、その過程で詐欺集団がネットの世界に進出することはむしろ必然的だったのでしょう。

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。**

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