1円未満の通貨単位・・・「銭」は1953年(昭和28年)に廃止されました。
終戦後、インフレが進行・物価が異常に上がり、実情が「銭」と合わなくなった為、1953年に小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律により、円未満の銭・厘の通貨の使用が昭和28年の末で廃止され最低通貨単位は現在の1円になりました。
しかし、私の子供の頃は既に廃止され随分、経っていたにも関わらず、まだ日常の中で単位として残っていた記憶があります。
それは駄菓子屋さんでアメ玉1個50銭(0.5円)として表示されていました。
子供心にアメ玉1個だけ買ったらお釣りはどうするんだろうと思っていましたが店のオバサンに問いただしたらアメ玉1個だけでは売らず最低2個単位(偶数個数)売りとの事で納得したのを覚えています。
写真はそんな駄菓子屋さんで、お菓子などを入れて売っていた駄菓子瓶です。
逸品!戦前レトロ ガラス瓶 乳菓カルケット滋養/販売用硝子容器
お客さんの見える瓶の3面には「お医者がススメル滋養のお菓子 乳菓 カルケット 一包 5セン」のエンボス凹文字が・・・
そして、バックヤード側1面には「ビンハ常ニ店頭ヘ 品ハイツモ一パイニ」と書いてあります。
○本体/ガラス製(エンボス加工文字)
○蓋/アルミ(実用新案特許の刻印あり)オリジナルと思われる。
オリジナルの蓋はなかなか残っていません。
○サイズ(約):W220×D220×H315mm
○重さ:2.65kg
飴色がかったガラスには気泡がありレトロ感たっぷりです。
ガラスの製造工程に於いて当時は技術が未熟で気泡が中に閉じ込められています。
それが逆になんとも言えない魅力となっています。
1979年頃に廃業された食料品店で数々の什器を譲って頂いた際、この駄菓子瓶だけは売りたないと言うのを拝み倒して譲って頂きました(笑)
数ある私の駄菓子瓶コレクションの中でも最もお気に入りの逸品です。
「滋養菓として断然他品の追随を許さず。澱粉、脂肪、蛋白質の外特に人體の健康に必要なるカルシユーム分を有効に配剤し砂糖による害を除き一家の健康を保つ完全食料品としてカルケットを常用せられる事は賢明なる新時代の主婦の御役目であり叉御菓子 選択に於て満點といふべきです」
全國醫学界の推奨を得たる お醫者がススメル滋養のお菓子 乳菓カルケット
本品の特徴は人体に必要なるカルシユームを有効に配剤す(衛生試験所証明)[定價五銭]東京大阪 中央製菓株式會社
大正9年に中央製菓から発売されたカルケットはカルシウムの入ったビスケットと言うことで名前が付けられたのでしょうか?
大正時代に製造されはじめ、現在でもカルケット製菓?明治製菓?から発売されています。
息のなが~い長く愛されているお菓子ですね。
昔は駄菓子屋の店先などに置いてあったんでしょう。
その様子が目に浮かんできます。
今ではすっかり使われなくなった通貨単位「銭」ですが、株価や為替レートの表示としては今でも1円未満の端数「銭」が堂々と使われています・・・
写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。
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パスタなどのストックにオススメです
ダルトン ガラスバーレルL 7.8L バーレル 保存 ストック キッチン インテリア 瓶
昔の駄菓子屋さんにあった様なシンプルなデザインのガラス瓶です。
ダルトンより、シンプルなデザインのガラスバーレルが入荷致しました。
7.8kgのお米が丸ごと入るサイズなので、お米の保存や調味料、パスタ、お菓子の保存などにオススメです。
全体のサイズは、W19×H37.5cm程になります。
ガラス製ですが、厚みもありしっかりとした作りです。
口径は、10cmと広く、物の出し入れもしやすく便利です。
SIZE:W19×H37.5cm(口径10cm)
そのまま置いているだけで、キッチンのインテリアになります。
また、お店のインテリアにもオススメです。
『ダルトンのガラス瓶』は下記の関連サイトから購入できます。
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http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/10131625.html