L.L.Beanで一番気に入っているのが・・・『ビーンズ・オリジナル・フィールド・コート』

1912年にレオン・レオンウッド・ビーンにより創立された「L.L.Bean, Inc.」は、アメリカのアウトドア用品の老舗メーカーで2012年の今年は創業100周年にあたります。

当時、アウトドア雑誌でその存在を知り、欲しくて欲しくてたまらなかったのだが・・・
しかし当時、LL.BEANは日本に支店も無く、日本語版カタログも無かったので、入手するにはアメリカへ直接行って買うか、メールオーダーで個人輸入するかしかなかった。
東京の「スポーツトレイン」他、数店が僅かに平行輸入していましたが、とんでもなく高額でした。
メールオーダーなら送料などの諸経費を含めても日本で購入する価格の3分の1~2分の1位で買えました。

そこで、本社のあるメイン州につたない英文でエアメールを出し、カタログを取り寄せオーダーして、船便で1~3ヶ月掛かりで待って、苦労して入手したものです。
昔は、アメリカからの「個人輸入」なんで毎日、為替相場を気にしながら注文したものだった。
船便なので注文した夏モデルが届くのは冬なんて事もしょっちゅう(笑)
現在は日本法人が有るから国内にFaxで注文書送るか、日本向けサイトからオンラインで簡単に購入出来る。
確かに便利にはなったけど、楽しみは半減したかなって感じ・・・

数々のアウトドアクロージングの中でもL.L.Beanを代表し、私が一番気に入っているのが・・・フィールド・コートです。

アメリカのアウトドアブランド、L.L.Beanの『ビーンズ・オリジナル・フィールド・コート』は1924年の誕生以来、ほとんどデザインを変えず同社を代表するロングセラーアイテムになっています。

もともとハンターでもあった創業者のL.L.Bean氏が、ハンティングにつきものの棘のあるイバラや、冷たい霧雨といった悪条件からハンターたちの身を守るために考案されたジャケットなのだ。

その為、あらゆるところに工夫が見られる。
まず素材には10オンスの頑強な最高級キャンバスが使われ、抜群の耐久性を確保している。

厚地のキャンバスにもかかわらず、ウォッシュ加工によって着慣れた風合いになっているのも嬉しいかぎりだ。

また現行モデルには撥水性のあるテフロン加工を施しているため汚れにも強い。
近年よく見られるゴアテックスなどのハイテク素材に移行せず、クラシックな雰囲気(素材感)を守りながらも、高機能を発揮している点は拍手ものである。

製品の方向性としては英国バーブァー社のオイルドジャケットに似ている気もするが、こちらは洗濯機でジャブジャブ洗うことができ、まったく手入れの必要もない。
日常着としては一枚上手だ。

考え抜かれた大型ポケット!

最も特徴的で実際に着てみて「これは便利!」と思ったのがフロント左右に配された4つの大型ポケットである。
ポケットは上下に分かれていて、上のポケットの下半分が下のポケットのフラップも兼ねているのだ。

そのため下のポケットに入れた物が外に落ちず、雨にも濡れないようになっている。
どうやらこれは、ハンティングの際に薬きょうを入れる為のものらしい。
上の斜めポケットは冷えた手を温めたり、道具類を入れる為のものだ。
意外と日常で役立つのがファスナー付きの胸ポケット。
切符や定期券、キーケースなどを入れるのに調度良い大きさになっている。

もちろん前屈みになっても落下しない。
厚手のキャンパス地でヘビーデューティーそのもの。
機能がデザインになった素晴らしい意匠・・・コレを機能美というのだ。

背中には、サイドからモノを入れる、大きなポケットがあり、中は防水加工されている。
寒いとき、ここに、新聞紙を入れると防寒力がアップするのだ。
インサイドから見ると、カンガルーポケットになっていて、相当大きなものも入れられる。
実は、ハンティングした際、獲物の鳥や小動物を入れるためのポケットなのだ。
内側のフックを外して広げると、まるで風呂敷を広げた様な大きさで内側にオイル加工されているので水にも強く雨に濡れたベンチに座る時などには広げて座るなど、とても重宝する機能でした。

街中で着るには十分過ぎる機能を備えているジャケットで、10年どころか20年は着れてしまうお得な一枚。
また年月とともに色褪せてくる感じも、機能以外の魅力かもしれない。
ちなみに、私が個人輸入で真っ先に飛びついたのがこのオリジナル・フィールド・コートで、1976年に購入して以来、かれこれ、36年選手。

着たおして胸の部分にオイルを零して汚してしまってからは、あまり着る機会も無くなりましたが捨てるに捨てられない逸品です。
で・・・この記事を投稿するに当たり捜したのですが何処に仕舞ったのか見当たりません?
当時は、私が購入したオリジナル・モデルしかなかったが、今はコットンやウールをライニングした、タウン向けの商品に堕落してしまい、このオリジナルモデルは日本版カタログでは購入できません。
本国でも無くなってしまったのでしょうか?
ちなみに日本で現在、購入できるのはインナーがウールライニングになったタイプなので購入に踏み切れません。
このインナーは取り外す事もできます。

1976年のカタログより。

1977年のカタログより。

1979年のカタログより。

2012年のカタログより。

写真をクリックすると大きく見れます。
過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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[USA限定企画]
L.L.BEAN TEFLON JKT エルエルビーン ナイロンジャケット

老舗アウトドアブランド L.L.BEANのUSA限定モデルのナイロンジャケットです。
フライパンなどでも有名なテフロンの防水技術を使用したアイテムです。
シンプルなデザインですが、生地の切り返し方や首周りポケット周りは機能美を感じます。
同色で主張しないロゴも、商品力に絶対の自信をもつLL BEANならではです。
薄手な生地感で、本体をポケット内に収納してコンパクトに持ち運べるパッカブル仕様なのも便利です。
そしてなんと言っても日本未発売のUS企画のデザインが魅力です。
ストリートでの軽いアウターから、カッパ、レインコートとしてのアウトドアまで幅広く活躍してくれます。

『L.L.BEAN ナイロンジャケット』は下記の関連サイトから購入できます。
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http://blogs.yahoo.co.jp/coast1386/5929261.html

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