2023/1/20発売予定の「日本のブリキ玩具図鑑」予約注文しちゃいました

2023/1/20発売予定の創元社「日本のブリキ玩具図鑑」予約注文しちゃいました。


ブックトレイラー『日本のブリキ玩具図鑑』
https://www.youtube.com/watch?v=SHLKk7m0ESs

私が玩具収集を始めた黎明期の頃・・・1979年(昭和54年)に発行された熊谷 信夫氏「ブリキのオモチャ」
「ブリキのおもちゃ」コレクションが今ほど一般化する前、北原照久氏の写真集ですらまだ、世に出ていなかった頃に発行された日本で最初の「ブリキのオモチャ」のバイブル本でした。
320余点のブリキ玩具の写真収録、カラー47Pモノクロ48P、ハードカバー、上質紙の非常にしっかりした作りの本でした。

1979年販売当時の定価は3200円と非常に高価でしたが写真も豊富、カラー多数で、単なる写真集にとどまらず、当時のメーカー資料やインタビュー、歴史、玩具用語解説、メーカー製造問屋ブランドマーク一覧などブリキのオモチャの魅力を余す所なく伝え、今見ても全く見劣りしない非常に完成度の高い本です。

著者の熊谷信夫氏は、『東の北原照久』『西の熊谷信夫』と言われる位、この業界の先駆者で大阪ブリキ玩具資料室の代表者です。

我が家にも何度か来て頂きました。

パソコンもなくインターネットで情報収集も出来ない黎明期時代1978年から、コレクションを始めた私は右も左も判らず、夜の荒海に浮かぶ小船の様でした。

そんな時代に発行されたこの本は、正に進む道を明るく照らす灯台の様な存在でした。

この本で、ブリキ玩具の歴史を知り、集める方法を学び知れば知るほど、その魅力にどっぷりとはまり私の人生に大きな影響を与えてくれました。この本の影響で1979年~1981年まで、キャンピングカーで日本一周しながら全国の玩具店を巡りながらブリキ玩具の発掘「お宝探し旅」に繋がったのです。

この頃は、個人経営のおもちゃ屋さんも今とは違いまだまだ全国に沢山ありました。

今は、個人経営のオモチャ屋さんも随分と無くなって仕舞いましたネ・・・ 当時は、郊外に大型ショッピングセンターが出来て、昔ながらの商店街は客が減少し閉店した店が増えシャッター通りと言われ始めていました。

のちの少子高齢化と大手玩具チェーンの代頭を前に、個人の玩具店はその後、次々と姿を消す直前でした。 当時、今ほど『ブリキのおもちゃ』の価値は世間では評価されておらず、売れ残りの玩具は、お店でも邪魔になり持て余している状況でした。

正に私が、助け出してやらなければ、ゴミとしてどんどん捨てられる運命だったのです。

浦島太郎は、子供達に虐められていた亀を助けて竜宮城へ行き、私は捨てられる運命にあった『古臭い玩具』を助け、現代版『御伽噺』とも言うべき桃源郷を発見しました。 こうして日本一周しながら全国の玩具店を捜し廻り『時代の欠片』を拾い集めると、その数は物凄い量になりました。

その著者の熊谷 信夫氏の渾身の新作本とあっては税込価格6600円と非常に高額ですが買わない訳にはいきません。

各ジャンル・年代の代表的おもちゃを収録
明治から戦後にかけて日本で製造された魅力的なブリキ玩具の数々。 ノスタルジーを覚えるデザインはもとより、創意工夫に満ちた仕掛け、それを実現した精緻な技術はいまなお色褪せず、独特の輝きを放ち続ける。 本書では、膨大なブリキ玩具コレクションのなかから各時代・ジャンルを代表するおもちゃを選び、それぞれの写真と諸元を掲載。おもちゃの特徴やジャンルの傾向について解説を付す。

第1章 日本のブリキ玩具の歴史――明治・大正・昭和
1 ブリキ玩具の誕生
2 ブリキ玩具産業の発展
3 戦後のブリキ玩具
4 ブリキ玩具の黄金時代
5 自動車・乗り物玩具の隆盛
6 子供の生活と遊び
7 SF・宇宙もの
8 キャラクターもの
9 ブリキ玩具とあゆんだ60年

第2章 ブリキ玩具の復活――1988年~2017年
1 ブリキ玩具の再発見
2 ブリキ玩具のリバイバル生産

第3章 ブリキ玩具の製造
1 プロトタイプの製作
2 金型とメーター板
3 ブリキ印刷
4 プレス工程
5 ゼンマイ
6 組み立て~検査~箱詰め

第4章 ブリキ玩具を楽しむ
1 ブリキ玩具の歴史を知る
2 ブリキ玩具を楽しむ――デザインとギミック
3 製作者に思いをはせる
4 手入れと購入のしかた
5 ブリキ玩具アート作家

〈コラム〉
時計鳥/ガラガラ/コレクションアイテムとしてのロボットと宇宙もの/ヤットコ/製造に関わった人々/おもちゃデザイナー串田恭男の仕事/ブリキ玩具アート作家/よみがえるブリキ玩具工場

〈巻末資料〉
メーカーマーク集/年表/用語集/参考文献

著者・熊谷 信夫氏について
1948年大阪市生まれ。大阪ブリキ玩具資料室代表。71年、阪急ファイブにブリキ玩具とアンティーク雑貨専門店「あしたの箱」を出店(建て替えに伴い94年閉店)。78年、大阪ブリキ玩具資料室を開設。以来、明治~昭和期のブリキ玩具の販売・復刻を行いながら、ブリキ玩具の魅力を伝える。著書:『ブリキのおもちゃ』(大阪ブリキ玩具資料室、1979年)ほか。

写真をクリックすると大きく見れます。

過去のブログ記事も加筆、訂正、写真追加している場合がありますので宜しければ時々、覗いてみて下さい。

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おすすめ「ブリキのオモチャ」著者の熊谷信夫氏の待望の新作本

ブリキ玩具の歴史を知り、これから集めてみようかと思った方には最適な指南書となるでしよう。

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『日本のブリキ玩具図鑑』は下記の関連サイトから購入できます。

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