毎回、298円のお弁当を2つ買われるお客様がおられます。
いつも、合計¥643!
もう、金額も覚えてしまいました。
その日も、
ピッ、ピッ
「643円です!」
お客様はポケットからお金を出され、トレーの中へ。
「はい!643円。丁度頂きます!ありがとうございました!」
いつもと変わらぬ、やり取りを終え販売を終えました。
それから、何時間かたったもう、最後の方の販売をしていると
電話がなりました。
「水口さん。〇〇だけど。
今日、お弁当買ったでしょ。100円足りないんちゃう?
いやぁ~、あれからポケット見たら100円が残ってるんだよ。
僕、ちゃんとお金入れたから間違いない。今度100円返すからね。」
バタバタしていて、お金の確認を怠ったんです。
いつも、きちんと出されるので、出されてるはず!と、
勝手に決め込んでいました。
「すみません!間違えた上に、連絡までしてもらって…」
黙っていれば、わからないことです。
電話代だってかかってしまいます。
100円。
100円がこんなに重く感じたことがあったかなぁ~。
毎日、お金に関わる仕事をしていると、
お金に対する金銭感覚がおかしくなる時があります。
でも、1円だって大切なお金。
100円だって大切なお金。
わかっているようで、忘れかけてた大切なことを
お客様の正直な心に、また教えて頂きました。
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