最近、また別れがありました。
いつも、冗談を言ってみんなを笑わせてくれた人でした。
小さい体なのに、パワーのかたまりのような人でした。
その方が、少し体調を崩されたため、
遠く関東の方に住む娘さんのところに行かれることになったのです。
体が第一だし、娘さんと一緒が心強い!
そうは思うのですが、あまりに急な話で、なかなか気持ちの整理がつきませんでした。
とても強い人で、絶対に涙は見せない人なので、
私も笑ってお別れしようと、なるべくその日が来るまで
平気なふりをしていました。
いつも一緒に買い物に来ていた人たちは、
その方との別れを惜しんで、毎日のようにお別れ会を開いているそうで、
お別れまでに、何度か「とくし丸」で、巻きずしやお菓子やフルーツなど買って
「これから、送別会するんや」と、嬉しそうに、でも悲しそうに言っておられました。
いよいよ、最後の日…。
迎えに来られた娘さんから、とてもやさしい・うれしいお言葉を頂き、
うっかり堪えていた涙が溢れ出してしまいました。
「記念に母と写真を撮ってやってください。」
「ほんまやな。写真撮ってもらお!
そうや、みんなも入って!みんなで一緒に記念写真撮ろ!
2年のお付き合いやけど、こんなんして一緒に写真撮ったことないもんなぁ~」
涙でくしゃくしゃになった顔を精一杯の笑顔に変えて、
2年間の思い出をギュッと詰め込んで…。
きっと、長年過ごした地を、長年過ごしたお友達との別れが
一番ツラいのはその人なはずなのに…。
その人は最後まで笑顔でした。
その人がいるだけで、その場がパ~っと明るく元気になる。
そんな人でした。
寂しい…。
でも、最後に一緒に写真を撮り、
キチンとお別れできたことは、本当によかったと思います。
お礼も言えず、お別れも言えぬまま…という方の方が
断然多いのです。
きっと、遠くの地で元気に過ごされている!
そう信じています。
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